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H a p p a n o U p d a t e s - No.214

メッセージ
いまリアルワールドでは、地球上のどこであれ、人と人の間に距離を置くことが、ウィルス感染を広げない唯一の方法として推奨されています。一方インターネットの世界では、テレワークやネット会議に通信が利用されるだけでなく、閉鎖しているコンサートホールや動画配信会社、レコード・レーベル、大学(MOOCs)などが、無料でコンテンツを提供するプログラムに取り組んでいます。わたし自身もバイエルン州立歌劇場のオペラ(フルバージョン)を無料で見たり、これから行なわれる音楽イベントをプレオーダーしたりしています。最悪の状況の中でも、何か少しでもいいことを起こし、未来につながることができたら、と思う人たちがいるのです。そういうアイディアに多くの人が賛同し、感謝し、参加し、あるいは支援することで救われる人がいたらいいなと思います。#StayAtHome

音楽家と音楽業界を後押ししたスペシャリストたち❸
シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く
スタンリー・セイディ(辞書編集者)
だいこくかずえ:訳

このシリーズでは、レコード・プロデューサー、音楽出版者、パトロンなど音楽業界の5人のスペシャリストのインタビューを紹介していきます。

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第3回は『ニューグローヴ世界音楽大事典』初版の主幹編集者として知られるスタンリー・セイディのインタビューです。日本語版も1993年に全20巻が出版されています。音大生や音楽関係者の聖典といってもいい信頼性の高い、そしてボリュームとしても世界最大の音楽事典の一つとされています。辞書を編集統括するだけでなく、自ら記事も寄稿しています。辞書編集に携わる前は、ロンドン・タイムズで音楽批評をしていました。


オオカミの生き方(1) 
ウィリアム・J・ロング著『Mother Nature』より 
Shanthanu Bhardwaj他:写真 だいこくかずえ:訳

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<ハイイロオオカミを追って>

アメリカ最北東部メイン州の森や原野を、著者がオオカミを追って旅し、ドキュメントした作品です。1923年出版の『Mother Nature: A Study of Animal Life and Death』第4章のほぼすべてを日本語に訳しました。現在も野生のオオカミを追った写真集などが出版されていますが、約100年前のロングの時代は、GPSもなければ、足としての車さえなかった時代で、装備の違いは大きいと思われます。しかし長年にわたる旅暮らしと野生動物観察の経験により、ロングは素晴らしい出会いと苦労に見合う結果を得ています。装備がないことが、必ずしもマイナスに働かないことが、この作品から読み取れると思います。全6回連載の予定です。

もくじ
ハイイロオオカミを追って
リーダーは雌オオカミ
狩りとテーブルマナー
野生の礼儀は理にかなっている
オオカミが羊を襲うとき
オオカミの仲間意識

葉っぱの坑夫の活動日誌「オオカミの生き方」でこの作品について書いていますので、参考にしてください。

今月のピックアップ | Choice of the Month
丘たちの歌(『シカ星』より)
アメリカ・インディアンの詩
だいこくかずえ:訳


旧サイトから毎月一つ、作品を選んで紹介しています。3月のピックアップは、紙の本としても出版した『シカ星:アメリカ・インディアンはうたう』から、「丘たちの歌」「戦士の歌」の二つの詩をセレクトしました。アメリカの作家でナチュラリストのメアリー・オースティンが収集し、英語に訳したものです。

Original English: The Song of the Hills

happano journal 活動日誌
3.27/20 Google翻訳を試してみたら<2>
3.13/20 Google翻訳を試してみたら<1>

Google翻訳を最近になって真面目につかってみたところ、すごく進歩していて驚かされました。使うのは主に日本語、英語間ですが、スペイン語やドイツ語などで使うこともあります。このポスト二つでは、日本語と英語の間の翻訳がどれくらい機能するか、違ったタイプの文章をテストし、その結果を報告しています。この作業をしている間に、未来の日本語はどうあったらいいのか、のヒントをもらいました。

□ 絵本製作日誌
絵本とコロナとストーンズと

制作中の『フラミンゴの足はなぜ赤い』はデザインの第一稿ができてきたのですが、現在休止中です。それについて書いています。


Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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