イベントレポート 【04/11/2020】Happiness Catalyst 主催 ダイアローグ

◆イベント 04/22/20 Happiness Catalyst 主催
Happiness Dialogue Time ‐ 仕事、将来、子ども、お金、生活、家族、働き方、学び方、生き方をテーマにプロコーチと心理学者が対話 ‐
・プロコーチと心理学者によるオンライン対話会
https://peatix.com/event/1452417

◆参加背景:私が2018年秋デンマーク社会視察ツアーより、お世話になっているHappiness Catalyst犬尾陽子さん(社会起業家、子育て中)、海野あゆみさん(心理学者、デンマーク在住、現地で子育て中)の大好きなイベント。オンラインにも関わらず、温かい家族のような空気にすぐに包まれ、一人一人が心を開いてお話できる場で、いつもとても居心地がよい空間。

◆参加者/テーマ:ライフデザインをテーマに、参加者同士の対話を通して、自分が今本当に感じていることを1人1人オープンに話しを共有。実は悩みのテーマの共通項、根幹にある社会の共通課題が見えてきました。今回の参加者は、45歳、43歳、34歳、28歳、21歳の女性たち。就職、転職、結婚家庭、やりたいこと。約5歳刻みで、各悩みがあるのですが、実は同じテーマを話していました。就職前の大学生の就活本音、転職を考え新しいことに挑戦しようとする女性、結婚家庭を考えながらも転職が決まり人生もっと目指すべきことを社会で考えたくなる私、母として子どもを育てながら次のやりたいことにチャレンジする女性。日本にいるとものすごく焦らせられ、社会通念でこうあるべきだ、と生き方を強いられる息苦しさを皆感じていました。

◆心に残った言葉/メッセージ Happiness Catalystさんと皆さんの対話から

◇「自分のタイミングで自分がやりたいことを追求することが、本来の自分の幸せ」
・この歳のタイミングでこれをしなければいけない、なぜなら周りがそうだから、社会的にそうだからと。でも本当にそうなのか。焦らせられているだけではないか。そんなことはどうでもいいし、自分には自分のタイミングがある。早くても遅くてもいい。ただ自分がやりたいことにまっすぐに自信をもって進んでいく。それが自分の幸せなのではないか。自分の心に従っていく。お金・社会的立場の環境が整っていても、一番は自分がワクワクしないとどうにもならない。幸せな気持ちになれない。

◇「何かをやるときに、お金で不安になる必要はないのでは」 「学びの投資価値」
・人生でそんなにお金が必要なのだろうか?生活していければよいレベルだとたくさんのお金がかかるのではないのだろう。また稼いでやろうと思っても逆に稼げないもの。動いたら後からお金もきちんとついいてくるのでは。
・モノよりも、学びや経験に自己投資をし、投資分回収する発想を持つ。(資格取得投資しても、それをどう活かしてマネタイズするか、など)

◇「コロナ後のキャリア:自分の力やスキルで、お金を稼げる力が問われていく」
会社に所属して安定ではもはやなく、個人の力で生きていくことが試される。だからこそ、自分が得意なことを社会に貢献することが本当の意味があるのではないか。

◇「自分が自分を幸せにする」
日本社会の”あるべき”というプレッシャーは自分には無意味ととらえて、もっと自由に素直になってよい。”あるべき”論の根拠は何か?冷静に考えればそれは本当はない。
人から見える幸せが本当の自分の幸せなのか?比較し優越感をもつことが幸せ?自分の過去と今の成長を比較すべきでは?だからワクワクして生きがいとなることに挑戦して自分を高めよう。

◇「結婚をするから幸せなわけではない、自分が自分を幸せにする」
本来、家庭のスタイルに形もルールもない。お互いに楽しい時間を共有し、幸せに生活をするのが根幹。

◇「デンマークが自由な発想を持っている背景」 
・学校教育、自由な考えをもち、受け入れ、合理的発想でいいと思ったから素直に取り入れている。
・もともと、小国で資源がないからこそ人材をフル活用し盛り上げていく、新しい発想ややり方を受け入れ、行動していく。

・教育では、小さい頃から自分の心を豊かにする経験を培う。常に自分が何をしたいのかの問いをもって育てられ、自分の人生を自分で選択し、考えて行動する、自主自立。
・社会やみんながやることが安心ではない。そうじゃないことを前提に、個人のやり方をきちんと認めていく社会。

・個人が何を考え行動したかが大事。一人ひとりが自分の考えをもつことができる。意見に〇×をつけないし、その人の考えと感情を大切にする。それにより自分を大切にでき、さらに相手も大切にできる。一人の個人として認められる。一人ひとり違ってみんなよい。
・日本はどうだろうか、変わろうといいながら変わらなくてもよいという意識なのではないか。世の中がこうだという。怒られないように迷惑かけないようにと評価を気にする。周りと比較されながら生き、あたかも1つの正解があるように生きていく。

でもいつか正解のない本当の世界にぶつかる。例えば、就職でいきなり自分の意見を求められ急にわからなくなり壁にぶち当たる。自分がどうしたいかを今まで訓練してないから、その時点で迷っていく。

◇「お描きの空」
幼稚園の子どもたちが描く空。日本では、もしかしたら、「青に白い雲」を一斉に描くことが求められてしまうのかもしれない。「赤」にしたら直されてしまうだろう。でもデンマークでは違う。
本来は、一人ひとりの想像力で自由に描かれる「空」がそこにある。

◆私の感想/今後へ

今の自分がこれから生きていく上で、強くハッとさせられる言葉ばかりでした。偶然にも参加者の世代にはさまれた年齢だったので、34歳の自分自身を、20代と40代の女性視点から見てかんがえていたのですが、実は結局は世代はあまり関係なかったことに気が付きました。

どのタイミングでも、周りから焦らせられる必要はなく、自分のタイミングでチャンスをもち、自分がどうとらえて行動するかでした。

自分が自分を幸せにすること、自分の心の声に従ってやりたいことをやる、というシンプルで大事な考えを教えてくださいました。ともに対話をすることで見えたメッセージに納得し、皆で素敵な時間を一緒に共有することに心地よさを覚えていました。




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