わがやのCOVID-19狂騒曲 その1

「お母さん、37.1あるんだけど塾やすんだほうがいい?」

火曜日の仕事中、長男からラインがきた。

思い返せばそこがはじまりだったのだと思う。念の為2日間塾の春期講習は休ませたものの、37度を超えたのはその日だけ。あとはちょっと鼻水がでているくらいで、木曜日に塾に行くにあたり念には念を入れてやった抗原検査はマイナス。花粉症か風邪だったかなとなんの疑問もなくスルーしてしまった。それで終わったはずだった。

金曜日の深夜、夜泣きなんてとっくに卒業していたはずの末っ子がお腹が痛いと泣いて起き出した。身体が燃えるように熱い。検温したら39.3。抱っこ抱っこと泣き叫ぶ。

あぁ、ついに。

普段からリビングの横の和室がわたしと末っ子の寝室で、すぐにマスクはしたけれど、もし流行りのやつならわたしの感染も免れないだろう。

土曜日の朝5時に再度検温すると39.7。
この頃には、わたしの覚悟は決まっていて、金曜日を0日として家族全員分の療養期間や健康観察期間を書き出した。
自分の仕事や子どもたちのスケジュールを整理する。

あぁ、入園式も入学式もだめかも。

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