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マギアレコード使用感① 旧弾の難点編


マギアレコード(TVアニメ追加版)の構築、ムーヴ、ハンドキープ基準、対面毎の有利不利についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

引用:Utool for WS 画像出力
   WS公式カードリスト



5月末のKey AnniversaryでのCharlotte以来の、所持デッキでの追加が来たため、これから調整したり試験運用したりする場合の書留として。

初回仮組段階の雑記。


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Ⅰ.構築可能カードプールの整理

魔法少女まどか☆マギカ
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』 
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝


TVアニメ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

※カードリストは公式HPに全てのカードがイラスト、効果付きで掲載。

一番古いパックに至っては2012年2月販売と8年以上昔…
発売時時期の近い同級生はブースターでは『Fate/Zero』『DOG DAYS』『戦姫絶唱シンフォギア
トライアルデッキにて『D.C.III~ダ・カーポIII~』『ソードアート・オンライン
同年発売の環境代表作は『Rewrite Harvest festa!


未だに追加が来る長寿タイトルもあれば、単体で終わってしまった場合もあり、時の流れを感じさせるタイトル達。



Ⅱ.軸にしたいカード ~旧弾編~

前回記事のCharlotte編に比べてまどマギ内では構築の幅が広く、それぞれについて一概にテンプレートと呼べるような物は説明しにくい。
加えて、正直対戦環境や大会結果に大きく影響を与えるような戦績も多くはなく、故に禁止・制限対象にも選抜されていない。

そのため、今回は僕自身が好んで使用していたアーキタイプについて、どのような拡張をしたのかについて書いて行きたい。

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レベル1は赤のストックブースト

レベル3は緑のトレジャーとのCXシナジーを軸にした構成


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レベル1側の特徴を要約すると…

・レベル1ならレベル2のキャラ、レベル2ならレベル3のキャラが控室から舞台にノーコストで蘇生出来る
相手を【リバース】させた上にデッキトップを≪魔法≫のキャラでヒットさせる必要がある
・パワー6000とストックブーストのクライマックスのため、それ以上のパワーアップは別カードに頼らざるを得ない
・相手ターンはパワーが低い


下準備として、
①このキャラ本体(もちろん複数欲しい)
②シナジーのクライマックス
③リバースさせるための相手キャラ
④蘇生対象のキャラ
⑤デッキトップの≪魔法≫のキャラ
(⑥必要に応じたパワーアップ手段)

が必要になる。


正直、多い。


1)悪い点


※下準備が多いカードについては以前のCharlotte記事においても”天体観測” 友利奈緒について同じ事を話していた当たり、僕自身有用なカードを選択して使用していない事になる点については恥ずかしい限りだと思う。

この際①②に関してはほとんどのデッキでも行われる工程のため省略する。
③に関しても、移動効果付きの低パワーレベル0相打ちが存在するためなんとか可能だろう。
今回は特に④の蘇生対象のキャラを用意する事が実に難しい。
これはデッキの動かし方としての面もそうだが、構築段階での準備が必要になる。

まず、対象となるレベル2のキャラを採用しなければならない。
レベル1の段階では不必要なカードであるため、積極的にハンドキープする必要はないだろうが、ダメージ・効果・ストックからなどとにかく何かしらの手段を持って控室に落としておく準備が必要になる。

初手に来てマリガンルールで捨てる事が最も手間がない。
また、レベル0の段階でダメージでクロック置き場に置いたり入ったり、ストックの浅い部分にトリガーして集中などのコストで払ってしまうなども普段の動きを阻害しないため円滑である。

しかし、毎試合これが成功するとは限らないため、効果による落とし、捲りが必要になる。最たる高相性は『冬のひととき 暁』だろう。手札にあっても捨てられる、4枚見た中にあればそのまま控室に落とす事が出来るし、普通に効果を使用しても無駄がない。

だがそんな便利なものはまどか☆マギカは元よりマギアレコードにもなかった。あっても回収対象が≪魔法≫対象ではなく色指定があったりコストが手札でなくストックであるなど、使いにくさが目立った。

ならば、蘇生対象をそもそも枚数増加してはどうか?
結論から言うと邪魔である。別カードゲームの話になってしまうが、遊戯王などにおいても手札誘発の重要性は既知の事ではあるが、手札誘発をとにかく増やしても勝てる物でもないだろう。デュエルマスターズにおいても、デッキ内すべてをシールドトリガー持ちの構成にしたデッキがあったとしてもトップに君臨していない所を見れば、メインスロットとの割合は簡単な物ではない。

許されるなら直接デッキから控室に落とすカードがあれば欲しいし、確実に倒せるようなパワーダウンもさせたいし、強欲さは底を知らない。

また、⑤のデッキトップの≪魔法≫のキャラについても中々大変である。
正直不確定である上に、ここが失敗すれば他のすべての準備が無駄になる。
この点についても試行錯誤したが、結果的に『特に何もしない』事に行きついてしまった。と言うのも、デッキトップを入れ替えるようなカードに構築段階でスロットを割き、シナジータイミングで用意し、再現し続ける事の方が大変だったからだ。

加えて、そもそも≪魔法≫のキャラとクライマックス8枚だけの構築にしておき、余計なイベントなどをカットすれば最もヒット確率自体は高くなるため、それだけでも効果は期待できる。何より、複数面並べて複数回効果を発揮できるような場面で使用する事が想定されるため、1回位外したとしても残り2回が当たれば何とかなる、位の割り切りで回さなければ、わざわざこのランダム効果を使用する必要はない。


2)強い点

ⅰ.キャラを早く出せるという行為

やっている事自体はいわゆるスタンバイアイコンと同じ事である。
攻撃に参加できるのは次のターンからとは言え、高パワーのキャラを早期に登場させられる事はメリットである。

本タイトル内で僕が検討したレベル2キャラは2種類。

1つは『綾野 梨花』である。

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テキストと関係ないがマジで可愛いと思う。こういう子が好みなんだろう。

8000という基礎パワーはレベル・コストに対して低めではあるが、代わりに1コストでのゾンビ効果が付いている。
最たる点は、加速によって控室から2枚のストック追加を行える事にある。

白状すれば、かの有名な『白くて白々しい 羽川翼』の下位互換に相当する。

しかし、相応のパワーラインと見合ったアドバンテージ、そして何よりもダメージレースを有利に運ぶためのソウル2持ちとなるとこのキャラに白羽の矢が立った訳だ。


そしてもう1つは『たった一つの希望 ほむら』である。

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後列としての応援パンプを担いつつも、このデッキの花とも言えるレベル3のチェンジ元でもある。チェンジコストがないため、そのまま手札が1枚増える事にもなるし、レベル3側のシナジーにもコストを要求しないため、取り回しも行いやすい。

2枚目以降の場合でもチェンジ後に後列に登場させる事もあるため、上記したマジで可愛い子を支援する事も出来るし、マジで可愛い子で増やしたストックの使い道でもある。


ⅱ.アタックフェイズ中の登場、アタック後シナジーという点

スタンバイによる登場は、クライマックスフェイズ中に行われる。

欠点を上げれば
①パワーもソウルも増えない
②早出しメタの効果を受けやすい
③トリガー時効果を考慮してアタック順を絞られやすい

等が挙げられる。

僕自身①については各所で触れている。無論、それに見合ったリターンが得られるから使用されるものであり、パワーとソウルについては登場したキャラが高パワー・ソウル2を採用するため補えるため、弱い場面・強い場面を挙げても水掛け論だろう。

②に関しても、もちろん対策自体はあるし、むしろ早期にストックを払わせている、という利点もあるため、「俺は強いアクションをしたんだ」「その助太刀は意図的に撃たせたものだ」とでも言わんばかりに座っていればいいと思う。

③については、『キャラを圧殺する場合があるから弱い面からアタックする』という既定路線が生まれた。トップチェックを済ませていない場合や意地でもダメージを通したい・通したくない場面においてはボード・ダメージどちらかのアドバンテージを最大効率で獲得できない可能性もある。


対してマギレコ内のシナジー効果はどうか。
①対応はストックブーストのソウル+1効果
②カウンターフェイズの後に登場する(登場しない事もある)ため早出しメタ助太刀を受けない
③パワーラインによってはアタック順はある程度絞られる

等が挙げられる。

①は強そうに書いているが別段普通の事なので誇張している。
更に言えばソウル+2のトリガーアイコンが邪魔である。

②は、2014年頃の『ニセコイ』から初登場した『修羅場な万里花』と、その前からメタの一角を担っていた『艦これ』での『陽炎型駆逐艦7番艦 初風』との関係性に似ている。
というのも、それまではトリガー効果による回収やアタック時シナジーの時点での回収などが溢れていたため、アタック処理後&ダメージ解決後の回収である修羅場効果は1回は無償でダメージを通す事も出来たため、立ち回りが変化していった経緯がある。

今回の場合は、カウンターの有無を確認し、そしてダメージの解決後にリバース判定は生じるため、助太刀による早出しメタの影響を受けない。

無論、シナジーも2枚以上並べる事が想定されるため、1回位は早出しメタを受けても崩壊するほどではない。ただし、先述したように複数回確定で登場させられる効果ではないため、その点はスタンバイに劣る。



スタンバイとの比較だらけになってしまったが、最新弾においてもマギレコはスタンバイを貰う事は出来なかったため、僕は引き続き『息のあったコンビネーション!』を使っていこうと心に誓い、追加カードリストや過去カードリストとにらめっこする日々が続き、仮組ではあるが完成した物がページ最初にもあったこのリストである。

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次記事では、このリストに至った理由について説明したい。
互換や色違いという点もあるが、まさか旧構築から引き続き参加したカードがわずか11枚というのが哀愁漂っている。



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