ディルすごいよフレッシュハーブ

ディルっていうフレッシュハーブ、本日始めて買ってみて、サーモンとクリームチーズと合わせて食べてみたんですけどね。

ディルすごいよ

ディルってやつは、どうもフサフサしてるフレッシュハーブなんですけどね、実際売ってるのをみてみると予想の1.5倍くらいふさふさしてる。なんだかお山の杉の子みたいな形してるなぁと思ってたけど、葉っぱはずっと柔らかいし、細いしなんだか触り心地もさらさらふわふわ。柔らかな毛流れ。

袋から出してびっくり。香りがいい!
ディルはハーブですからね、なんだか香りがいいのは当然でしょ…と思っていたんですけど、これはどうも今まで我が家の第一線で活躍してくれていたハーブたちとは異なる種類の香り!
いい香りです。
なんだろう、薬草ではないんですよ、なんだか透明な牛すじからとったスープに添えられていそう。大きな丸い脂が浮いた、暖かで澄んだ色をして、底にくらい肉がもそもそもと横たわっているのをフォークでたべるスープ。ちょっと緑が浮いてるな、と思ったらちょっと爽やかな風味で、ともすれば脂が強いスープに一息つけるような、そんな味。

魚のハーブ、らしいです。
なるほど確かに。
大ぶりのサーモンの鮮やかな半身に、ちょっと片栗粉をつけてバターでソテーしましょう。
焼き色がついたら薄くスライスして、クリームチーズとオリーブオイルで作ったソースをつけよう。ちょっともったりしていて、空気をたくさん含むように混ぜて、胡椒も効かせてみようかな。
赤い小さな胡椒粒も散らしてみましょう。噛んだ時にプチって音がしそうなやつ。あれってもしかして胡椒じゃなくて、何か別の素敵なものなのかしら。
その上に、ディルを一房。茎はとって、葉っぱだけしごいて香りをたててもいい。
オリーブオイルをひと回し。

きっとおいしい。この味は色々楽しみになる風味。

思い出すのは東京で食べたロシア料理。あの赤いスープに白いクリームが載っているトマトではないボルシチスープ。
クリームの中のあの風味……もしかして、ディル?
なんてロシア風なんでしょうと思っていたあのスープが、まさかまさかディルによって担保されていただなんて!懐かしきかなあの味、また食べに行きたいですね…

そもそもなんでディルを買ってみたかというと、流しみていたショート動画、なにやらオシャレなクリームロール。白地に緑のハーブがオシャレ。
綺麗にハーブをならべたら、伸ばしたクリームチーズに貼り付けて、なんだかオシャレな模様をつけて、細く切ったサーモンをうちに巻き、一口大に切ったら素晴らしい!おしゃれなパーティメニューの完成です!なんて。

元は何かミツバのような、細かなシダのような指の先くらいの小さなハーブを使っていて。
ディルでもいいですね、とそう一言入って終わった動画。美味しそうなのでやってみたいです。スーパーに行ったらなんと地元産のディルが売っているではありませんか!素晴らしい!
そうとなればサーモンクリームチーズ三点セットで買ってみて、さて試食会。
そうして衝撃を受けての昼下がり。
わたくしハーブにハマってしまいそうです……

なにぶん大葉に茗荷、香味野菜というやつは割と好きな性質なれば、ラベンダーやらローリエやらのハーブを横目で見ていて気になっているこの時に、このような鮮烈な体験をしてしまえばそうでしょうそうでしょう。
まあ気になるというものでしょう。

ディルのその鮮烈な香りに魅せられた話。


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