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祝Vol.50 のみさんぽ~湘南に暮らす鍼灸医学者が感じるウェルビーイングとの歩き方~「夏なのに冷えていた」その2

今月は、「夏なのに冷えていた」というテーマのもと、お話しを進めています。お彼岸を過ぎて、ようやく過ごしやすくなってきましたが、暑かった分、体への負担も大きかった今年の夏をハプラス湘南流で振り返ります。

(のみぞ)
とにかく体を動かして促進させろ!
とは言っても、夏は暑くて外に出られないし、運動なんかできないでしょ!
と言う方もいるでしょう。
そういう時は
究極に冷やし切ってみたらどうでしょうか?
なんなら「氷水」に入って、感覚がなくなるくらい完全に冷やし切ってみたらいい。行くところまで行け!

ー氷水(笑)。寒い冬場はともかく、暑い日ならば出来るかもしれませんが(笑)どうなんだろう。その後、ちゃんと回復できるのかしら。どんな効果があるのでしょうか。やり過ぎでは?とちょっぴりこわいような、行くところまで行ってみたいような^_^;

(のみぞ)
そこまで振り子が振れると、体は危機を感じて体内から体を動かそうとします。そして冷え切ったら熱めのお湯に入ってみてください。熱めのお湯を飲んでみてください。血液がドクドク動くような感覚になり めちゃくちゃ巡ります。すごく清々しいですよ!

―そうか。冷える=巡っていない、っていうことだから、「刺激を与えて巡らせよう!」っていうことですかね。一か所や、ある部分に停滞させず、偏らせずに、巡らせて、平らかにしなさい、ってことかな、と思いました♪
巡らせる経験を体感させることで、暑さに気をとられている自分に気づくことができるかもしれない、と思いました(笑)。「暑さに気をとられている」っていうのは、面白いなーと思います笑

(のみぞ)
東洋医学では
陰が極まると陽に転じ易くなる、
という平衡を保つ原則があります。それを自分にも、活用するといいですよ(^^)/

暑いことばかりに執着するな

ー平衡を保つ原則があるから、究極に中から冷えたときに温かいものが入ると、巡りが生まれて気もち良くなるんですね。どちらかで停滞しないように、巡りのきっかけを自分で投げられるといいですよね。

(のみぞ)
明るい、熱性のある「陽」の裏には、必ず冷やそうとする「陰」があるわけです。熱い太陽の光の裏側には、必ず暗闇がある。
この暗闇をみんな無視して、暑いことばかりに執着しちゃうので、気づいたら基礎代謝の低い自分の体内は冷えきってしまい、 陽気との交流を失ってしまうわけですね。

―感じる気温や外気が暑いから自分自身が「陽」なのかと思っていましたが、内側までも冷やしすぎて「陰」に偏ってしまっているんですね。ほんと、暑さに気をとられて体調悪くさせてる場合じゃないですね。冷えたまま冬を迎えたら、もう温まることはできないんじゃないかと心配になりました。これからの時期を大事に過ごす=動いて促進しよう、と思います☆

(のみぞ)
体を悪くさせる「停滞」に気をつけて、
上手に体を動かし、寒さを体内に溜め込んだまま秋に移行しないように
この猛烈な暑さの夏場を生き残りましょう。

~stand.fm  湘南のみさんぽ~

いかがでしたか。今年の夏は本当に暑かったですね。ようやく秋を感じられるようになって来ました。エンディングは、野溝院長のラジオです(^^)/


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