Day153 民数記36章

ヨセフ族の一つの氏族、マナセの子マキルの子ギルアデの氏族に属する一族のかしらたちが進み出て、モーセと、イスラエルの子らの一族のかしらである家長たちの前でこう語った。
新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 民数記36章1節
ヨセフの子孫の氏族のうち、マナセの孫で、マキルの子であるギレアドの子孫の家長たちが進み出て、モーセとイスラエルの人々の家長である指導者たちに訴えた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記36章1節


民数記36章では

相続人が女性である場合の規定
ヨセフ族の一つの氏族、マナセの子マキルの子
ギルアデの氏族に属する一族のかしらたちが進み出て、
モーセと、イスラエルの子らの一族のかしらである
家長たちの前でこう語った
・主は、くじによってあの地をイスラエルの子らに
 相続地として与えるように、あなたに命じられました
・そしてまた、私たちの親類ツェロフハデの相続地を
 彼の娘たちに与えるように、
 あなたは主によって命じられています

・もし彼女たちが、イスラエルの子らのうちの
 ほかの部族の息子に嫁いだなら、彼女たちの相続地は、
 私たちの先祖の相続地から差し引かれて、
 彼女たちが嫁ぐ部族の相続地に加えられるでしょう
・その結果、
 私たちが相続する割り当て地は減ることになります

・イスラエルの子らにヨベルの年が来れば、
 彼女たちの相続地は、
 彼女たちが嫁ぐ部族の相続地に加えられ、
 彼女たちの相続地は、私たちの先祖の部族の相続地から
 取り去られることになります

そこでモーセは、
主の命により、イスラエルの子らに命じた
・ヨセフ部族の訴えはもっともである
・主がツェロフハデの娘たちについて命じられたことは
 次のとおりである
  「彼女たちは、自分が良いと思う人に嫁いでよい
   ただし、彼女たちの
   父の部族に属する氏族に嫁がなければならない
   イスラエルの子らの相続地は、
   部族から部族に移してはならない
   イスラエルの子らは、
   それぞれの父祖の部族の相続地を
   堅く守らなければならないからである
   イスラエルの子らの部族のうち、
   相続地を受け継ぐ娘はみな、その父の部族に
   属する氏族の1人に嫁がなければならない
   イスラエルの子らが、
   それぞれ、その父祖の相続地を
   受け継ぐようにするためである
   このように、相続地は、
   部族からほかの部族に移してはならない
   イスラエルの子らの部族は、
   それぞれ、自分たちの相続地を
   堅く守らなければならないからである」

ツェロフハデの娘たちは、
主がモーセに命じられたとおりに行った
ツェロフハデの娘たち、
マフラ、ティルツァ、ホグラ、ミルカおよびノアは、
おじの息子たちに嫁いだ
彼女たちは、
ヨセフの子マナセの子孫の氏族に嫁いだので、
彼女たちの相続地は、
彼女たちの父の氏族の部族に残った

これらは、
エリコをのぞむヨルダン川のほとりのモアブの草原で、
主がモーセを通して
イスラエルの子らに命じられた命令と定めである

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

マナセ族のツェロフハデの娘たちは、彼女たちが
相続した土地を他部族の土地としてはならない
という主の命令どおりに、同部族に嫁ぎました

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