Day676 雅歌 5章

 わが妹、花嫁よ、私は私の庭に入った。
 私の没薬を、私の香料とともに集め、
 私の蜂の巣を、私の蜂蜜とともに食べ、
 私のぶどう酒を、私の乳とともに飲んだ。

 食べよ。友たちよ、飲め。
 愛に酔え。

新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 雅歌 5章1節

わたしの妹、花嫁よ、わたしの園にわたしは来た。 香り草やミルラを摘み 蜜の滴るわたしの蜂の巣を吸い わたしのぶどう酒と乳を飲もう。 友よ食べよ、友よ飲め。 愛する者よ、愛に酔え。

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 雅歌 5章1節


雅歌 5章では

 わが妹、花嫁よ、私は私の庭に入った
 私の没薬を、私の香料とともに集め、
 私の蜂の巣を、私の蜂蜜とともに食べ、
 私のぶどう酒を、私の乳とともに飲んだ

 食べよ 友たちよ、飲め
 愛に酔え

 私は眠っていましたが、心は目覚めていました
 すると声がしました
 私の愛する方が戸をたたいています
 「わが妹、わが愛する者よ
  私の鳩よ 汚れのないひとよ
  戸を開けておくれ
  私の頭は露にぬれ、
  髪の毛も夜のしずくでぬれているので」
 私は衣を脱いでしまいました
 どうして、また着られるでしょう
 足も洗ってしまいました
 どうして、また汚せるでしょう
 私の愛する方が、戸の穴あたりに手を差し入れ、
 私の胸は、あの方のゆえにときめきました
 私は起きて、
 私の愛する方のために戸を開けようとしました
 私の手から没薬が滴り、
 私の指から没薬の液が
 かんぬきの取っ手に流れ落ちました
 愛する方のために戸を開けると、
 愛する方は、背を向けて去って行きました
 私は、あの方のことばで気を失うばかりでした
 あの方を捜しても、
 見つけることができませんでした
 あの方を呼んでも、
 あの方は答えられませんでした
 町を巡回している夜回りたちが私を見つけて、
 私を打ち、傷つけました
 城壁を守る者たちも、
 私のかぶり物をはぎ取りました

 エルサレムの娘たち
 あなたがたにお願いします
 私の愛する方を見つけたら、
 あの方に言ってください
 私は愛に病んでいる、と

 あなたの愛する方は、ほかの親しい者たちより
 何がまさっているのですか。
 女の中で最も美しいひとよ
 あなたの愛する方は、ほかの親しい者たちより
 何がまさっているのですか
 あなたがそのように私たちに切に願うとは

 私の愛する方は、輝いて赤く、
 万人に抜きん出ています
 その頭は純金
 髪はなつめ椰子の枝で、
 烏のように黒く、
 目は乳で洗われ、
 池のほとりに住む、水の流れのそばの鳩のよう
 頬は香料の花壇のようで、
 良い香りを放つ
 唇はゆりの花
 没薬の液を滴らせる
 腕は金の棒で
 タルシシュの宝石がはめ込まれ、
 からだは象牙の細工で
 サファイアでおおわれている
 足は大理石の柱で、
 純金の台座に据えられている
 その姿はレバノンのよう
 その杉の木のようにすばらしい
 その口は甘美そのもの
 あの方のすべてがいとしい

 これが私の愛する方、これが私の恋人です
 エルサレムの娘たちよ

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

5章~6章前半は、
結婚生活における性的調和について詠っています

#聖書 #雅歌