Day385 歴代誌 第二 18章
歴代誌 第二 18章では
予言者ミカヤとアハブ王の死
ヨシャファテには富みと誉れが豊かに与えられたが、
彼はアハブと姻戚関係に入った
数年後、
彼がサマリアのアハブのところに下って行くと、
アハブは彼および彼とともにいた民のために、
おびただしい数の羊や牛を屠り、
ラモテ・ギルアデに攻め上るよう誘った
イスラエルの王アハブは
ユダの王ヨシャファテに言った
・私とともにラモテ・ギルアデに行ってくれませんか
彼は答えた
・私とあなたは1つ、私の民とあなたの民は1つ、
わたしの馬とあなたの馬は1つです
・ともに戦いに臨みましょう
ヨシャファテはイスラエルの王に言った
・まず、主のことばを伺ってください
イスラエルの王は、400人の預言者を集めて、
彼らに尋ねた
・われわれはラモテ・ギルアデに戦いに行くべきか
・それとも、私はやめるべきか
彼らは答えた
・あなたは攻め上ってください
・神は王様の手にこれを渡されます
ヨシャファテは、
・ここには、われわれがみこころを
求めることのできる主の預言者が、
ほかにいないのですか
と言った
イスラルの王はヨシャファテに答えた
・ほかにもう1人、主に伺ることのできる者がいます
・しかし、私は彼を憎んでいます
・彼は私について良いことは預言せず、
いつも悪いことばかりを預言するからです
・それはイムラの子ミカヤです
ヨシャファテは言った
・王よ、そういうふうには言わないでください
イスラエルの王は1人の宦官を呼び、
・急いでイムラの子ミカヤを連れて来い
と命じた
イスラエルの王とユダの王ヨシャファテは、
それぞれ王服をまとって王の座に着いて、
サマリアの門の入り口にある打ち場で座っていた
預言者はみな、彼らの前で預言していた
ケナアナの子ゼデキヤは、
王のために鉄の角を作って言った
・主はこう言われます
「これらの角で、
あなたはアラムを突いて、
絶ち滅ぼさなければならない」
預言者たちはみな、同じように預言した
・あなたはラモテ・ギルアデに攻め上って
勝利を得てください
・主は王の手にこれを渡されます
ミカヤを呼びに行った使者はミカヤに告げた
・いいですか
・預言者たちは口をそろえて、
王に対して良いことを述べています
・どうか、あなたも彼らと同じように語り、
良いことを述べてください
ミカヤは答えた
・主は生きておられる
・私の神が私に告げられることを、そのまま述べよう
彼が王のもとに着くと、王は彼に言った
・ミカヤ、われわれはラモテ・ギルアデに
戦いに行くべきか
・それとも、私はやめるべきか
彼は答えた
・あなたがたは攻め上って勝利を得なさい
・彼らはあなたがたの手に渡されます
王は彼に言った
・私が何度おまえに誓わせたら、
おまえは主の名によって真実だけを
私に告げるようになるのか
彼は答えた
「私はイスラエルが、
山々に散らされているのを見た
まるで、羊飼いのいない羊の群れのように
そのとき主はこう言われた
『彼らには主人がいない
彼らをそれぞれ
自分の家に無事に帰らせよ』」
イスラエルの王はヨシャファテに言った
・あなたに言ったではありませんか
・彼は私について良いことは預言せず、
悪いことばかりを預言すると
ミカヤは言った
・それゆえ、主のことばを聞きなさい
・私は主が御座に着き、
天の万軍がその右左に立っているのを見ました
・そして、主は言われました
「イスラエルの王アハブを惑わして攻め上らせ、
ラモテ・ギルアデで倒れさせるのはだれか」
・すると、ある者はああしよう、
別の者はこうしようと言いました
・ひとりの霊が進み出て、主の前に立ち、
「この私が彼を惑わします」
と言うと、主は彼に
「どのようにやるのか」
とお尋ねになりました
・彼は答えました
「私が出て行って、
彼のすべての預言者の口で
偽りを言う霊となります」
・主は
「きっとあなたは惑わすことができる
出て行って、そのとおりにせよ」
と言われました
・今ご覧のとおり、
主はここにいるあなたの預言者たちの口に、
偽りを言う霊を授けられました
・主はあなたに下るわざわいを告げられたのです
ケナアナの子ゼデキヤが近寄って来て、
ミカヤの頬を殴りつけて言った
・どの道を通って主の霊が私を離れ、
おまえに語ったというのか
ミカヤは答えた
・あなたが奥の間に入って身を隠すその日に、
あなたは思い知ることになる
イスラエルの王は言った
・ミカヤを捕らえよ
・町の長アモンと王の子ヨアシュのもとに
連れて行き、王がこう命じたと言え
「この男を牢獄に入れ、私が無事に帰るまで、
わずかなパンと、
わずかな水だけを与えておけ」
ミカヤは言った
・もしも、
あなたが無事に戻って来ることがあるなら、
主は私によって語られなかったということです
そして、
・すべての民よ、聞きなさい
と言った
イスラエルの王とユダの王ヨシャファテは、
ラモテ・ギルアデに攻め上った
イスラエルの王はヨシャファテに言った
・私は変装して戦いに行きます
・しかし、あなたは自分の王服を着ていてください
イスラエルの王は変装し、彼らは戦いに行った
アラムの王は、
自分の配下の戦車隊長たちに次のように命じた
・兵とも将軍とも戦うな
・ただイスラエルの王だけを狙って戦え
戦車隊長たちはヨシャファテを見ると、
・あれがイスラエルの王に違いない
と思い、彼と戦おうとして取り囲んだ
ヨシャファテが助けを叫び求めたので、
主は彼を助けられた
神は彼らを、彼から引き離された
戦車隊長たちは、
彼がイスラエルの王ではないことを知ると、
彼を追うことをやめて引き返した
そのとき、ある1人の兵士が何気なく弓を引くと、
イスラエルの王の胸当てと草摺りの間を射抜いた
王は戦車の御者に言った
・手綱を返して、私を陣営から出させてくれ
・傷を負ってしまったから
その日、戦いは激しくなった
イスラエルの王は、
アラムに向かって夕方まで戦車の中で立っていたが、
日没のころになって死んだ
ヨシャファテはイスラエルの王アハブと
同盟を結び一緒に戦いに出たが
変装していたアハブの方が弓で射抜かれて死にました