Day675 雅歌 4章

 ああ、あなたは美しい。わが愛する者よ。
 ああ、あなたは美しい。
 あなたの目は、ベールの向こうの鳩。
 髪は、ギルアデの山を下って来る
 やぎの群れのようだ。
 歯は、洗い場から上って来た、
 毛を刈られた雌羊の群れのよう。
 それはみな双子で、
 一方を失ったものはそれらの中にはいない。

新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 雅歌 4章1-2節

恋人よ、あなたは美しい。 あなたは美しく、その目は鳩のよう ベールの奥にひそんでいる。 髪はギレアドの山を駆け下る山羊の群れ。
歯は雌羊の群れ。毛を刈られ 洗い場から上って来る雌羊の群れ。 対になってそろい、連れあいを失ったものはない。

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 雅歌 4章1-2節


雅歌 4章では

 ああ、あなたは美しい わが愛する者よ
 ああ、あなたは美しい
 あなたの目は、ベールの向こうの鳩
 髪は、ギルアデの山を下って来る
 やぎの群れのようだ
 歯は、洗い場から上って来た、
 毛を刈られた雌羊の群れのよう
 それはみな双子で、
 一方を失ったものはそれらの中にはいない
 唇は紅の糸のようで、
 口は愛らしい
 頬はベールの向こうで、
 ざくろの片割れのようだ
 首は、兵器倉として建てられた
 ダビデのやぐらのよう
 その上には千の盾が掛けられ、
 すべて勇士の丸い小盾だ
 二つの乳房は、
 ゆりの花の間で草を食べている双子のかもしか、
 二匹の子鹿のようだ
 そよ風が吹き始め、影が逃げ去るまでに、
 私は没薬の山、乳香の丘に行こう
 わが愛する者よ あなたのすべては美しく、
 あなたには何の汚れもない
 花嫁よ 私と一緒にレバノンから、
 私と一緒にレバノンから来ておくれ
 アマナの頂から
 セニルの頂、ヘルモンの頂から、
 獅子の洞穴、豹の山から下りて来ておくれ
 あなたは私の心を奪った 私の妹、花嫁よ
 あなたは私の心を奪った
 ただ一度のまなざしと、
 首飾りのただ一つの宝石で
 私の妹、花嫁よ
 あなたの愛は、ぶどう酒にまさって麗しく、
 あなたの香油の香りは、
 すべての香料にまさっている
 花嫁よ あなたの唇は蜂蜜を滴らせ、
 舌の裏には蜜と乳がある
 衣の香りは、
 レバノンの香りのようだ
 私の妹、花嫁は、閉じられた庭、
 閉じられた源、封じられた泉
 あなたの産み出すものは、
 最上の実を実らせるざくろの園、
 ナルドとともにヘンナ樹、
 ナルドとサフラン、菖蒲とシナモンに、
 乳香の採れるすべての木、
 没薬とアロエに、香料の最上のものすべて、
 庭の泉、湧き水の井戸、
 レバノンからの流れ

 北風よ、起きなさい 南風よ、吹きなさい
 私の庭に吹いて、その香りを漂わせておくれ
 私の愛する方が庭に入って、
 その最上の実を食べることができるように

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

3章後半~4章は、婚約時代と結婚関係の間の出来事
4章では、結婚の夜の情景を詠っています

#聖書 #雅歌