Day380 歴代誌 第二 13章

ヤロブアム王の第十八年に、アビヤがユダの王となり、エルサレムで三年間、王であった。彼の母の名はミカヤといい、ギブア出身のウリエルの娘であった。アビヤとヤロブアムの間には戦いがあった。
新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 歴代誌 第二 13章1-2節
ヤロブアム王の治世第十八年に、アビヤがユダの王となり、 エルサレムで三年間王位にあった。母は名をミカヤといい、ギブア出身のウリエルの娘であった。アビヤとヤロブアムの間にも戦いは続いた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 13章1-2節


歴代誌 第二 13章では

ユダの王アビヤ
ヤロブアム王の第18年に、
アビヤがユダの王となり、
エルサレムで3年間、王であった
彼の母の名はミカヤといい、
ギブア出身のウリエルの娘であった

アビヤとヤロブアムの間には戦いがあった

アビヤは精鋭40万の勇敢な戦士の部隊を率いて
戦いに臨んだ
一方、ヤロブアムも80万の精鋭の戦士を率いて
彼に対抗し、戦いに備えた

アビヤは、エフライムの山地にある
ツェマライム山の上に立って言った
・ヤロブアムおよび全イスラエルよ、
 私の言うことを聞け
・イスラエルの神、主が、塩の契約をもって、
 イスラエルの王国をとこしえに
 ダビデとその子孫に与えられたことを、   
 あなたがたが知らないはずはない
・ところが、
 ダビデの子ソロモンのしもべであった
 ネバテの子ヤロブアムが立ち上がって、
 自分の主君に反逆し、彼のもとに、
 ごろつき、よこしまな者たちが集まり、
 ソロモンの子レハブアムより優勢となった
・それに、レハブアムは若くて気が弱く、
 彼らに対抗して
 自分の力を増し加えることがなかった
・そして今、あなたがたは、
 ダビデの子孫の手にある主の王国に
 敵対しようとしている
・あなたがたは大群であり、
 ヤロブアムがあなたがたのために造って
 神とした金の子牛もあなたがたとともにある
・あなたがたは、
 アロンの子らである主の祭司たちと
 レビ人を追放し、諸国の民に倣って
 自分たちのために祭司を立てたではないか
・だれでも若い雄牛1頭と雄羊7匹をもって
 祭司職につこうとするなら、
 神ではないものの祭司となれたのである
・しかし、私たちにとっては、
 主が私たちの神であり、この方を捨てなかった
・また、主に仕える祭司たちはアロンの子らであり、
 レビ人も務めを果たしている
・彼らは朝ごとに夕ごとに主に向けて
 全焼のささげ物を焼いて煙にし、
 芳ばしい香をたき、
 並べ供えるパンをきよい机の上に整え、
 夕ごとに金の燭台と
 その上のともしび皿に火をともしている
・私たちは、私たちの神、
 主への務めを果たしているが、
 あなたがたはこの方を捨て去った
・見よ、神は私たちとともにいて、
 かしらとなっておられる
・また、神の祭司たちも
 吹き鳴らすラッパを手にして、
 あなたがたに対し進撃の合図を
 吹き鳴らそうとしている
・イスラエルの人々よ、
 あなたがたの父祖の神、主と戦ってはならない
・とうてい勝ち目がないからである

ところが、ヤロブアムは伏兵を回して、
彼らの背後から攻めるようにさせた
そのため、本体はユダの正面に、
伏兵はその背後にいることとなった
ユダが向き直ると、
なんと、戦いは前後から迫っていた

そこで、彼らは主に叫び求め、
祭司たちはラッパを吹き鳴らした
そして、ユダの人々はときの声をあげた

ユダの人々がときの声をあげると、
神はヤロブアムと全イスラエルを、
アビヤとユダの前に打ち破られたので、
イスラエルの人々はユダの前から逃げ去った

こうして、神は彼らをユダの手に渡された
アビヤとその兵たちは彼らを討ち、大打撃を与えた
イスラエルのうち、精鋭50万が剣に倒れた

イスラエル人はこのとき屈服させられ、
ユダ人は勝利を得た
彼らがその父祖の神、主の拠り頼んだからである

アビヤはヤロブアムを追跡し、
ベテルとそれに属する村々、
エシャナとそれに属する村々、
エフラインとそれに属する村々を彼らから取った

こうして、ヤロブアムはアビヤの時代に、
再び勢力を回復することはできなかった
主が彼を打たれたので、彼は死んだ

一方アビヤは勢力を増し、14人を妻として、
22人の息子と16人の娘をもうけた

アビヤについてのその他の事柄、
彼の行いとことばは、
『預言者イドの注解』に記されている

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

アビヤの治世は、わずか3年であったが
ヤロブアムの軍勢に大打撃を与えました

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