Day228 士師記17章

エフライムの山地の出で、その名をミカという人がいた。
彼は母に言った。「銀千百枚が盗まれたとき、あなたはのろいの誓いをされ、私の耳にもそのことを言われました。実は、その銀は私が持っています。私がそれを盗んだのです。」すると母は言った。「主が私の息子を祝福されますように。」
新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 士師記17章1-2節
エフライムの山地に名をミカという男がいて、
 母に言った。「銀千百シェケルが奪われたとき、あなたは呪い、そのことをわたしにも話してくれました。その銀はわたしが持っています。実はわたしが奪ったのです。」母は言った。「わたしの息子に主の祝福がありますように。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 士師記17章1-2節


士師記17章では

ミカと個人的祭司
エフライムの山地の出で、
その名をミカという人がいた

彼は母に言った
・銀1100枚が盗まれたとき、
 あなたはのろいの誓いをされ、
 私の耳にもそのことを言われました
・実は、その銀は私が持っています
・私がそれを盗んだのです

すると母は言った
・主が私の息子を祝福されますように

彼が母にその銀1100枚を返したとき、
母は言った
・私は自分の手でその銀を聖別して、
 主に献げていました
・自分の子のために、
 それで彫像と鋳像を造ろうとしていたのです
・今は、それをあなたに返します

彼が母にその銀を返したので、
母は銀200枚を取って銀細工人に与えた
銀細工人はそれで彫像と鋳像を造った
こうして、それはミカの家にあった

このミカという人には神の宮があった
彼はエポデとテラフィムを作り、
その息子の1人を任命して、自分の祭司としていた

そのころ、イスラエルには王がなく、
それぞれが
自分の目に良いと見えることを行っていた

ユダのベツレヘム出身で、
ユダの氏族に属する1人の若者がいた
彼はレビ人で、そこに寄留していた

その人はユダの町ベツレヘムを出て、
寄留する所を求めて旅を続け、
エフライムの山地にあるミカの家まで来たのだった

ミカは彼に言った
・あなたはどこから来たのですか

彼は答えた
・私はユダのベツレヘムから来たレビ人です
・私は寄留する所を求めて、旅をしているのです

そこでミカは言った
・私と一緒に住んで、
 私のために父となり、また祭司となってください
・あなたに毎年、銀10枚と、衣服ひとそろいと、
 食糧を差し上げます
するとこのレビ人は同意した

このレビ人は
心を決めてミカと一緒に住むことにした
この若者はミカの息子の1人のようになった

ミカがこのレビ人を任命したので、
この若者は彼の祭司となり、ミカの家にいた

そこで、ミカは言った
・今、私は、主が私を幸せにしてくださることを知った
・レビ人が私の祭司になったのだから

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

士師記のころのイスラエルには王がなく、それそれが
自分の目に正しいと見えることを行っていました
ミカの場合も、
自分のためにレビ人の祭司を雇いました

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