Day853 ダニエル書3章

ネブカドネツァル王は金の像を造った。その高さは六十キュビト、その幅は六キュビトであった。彼はこれをバビロン州のドラの平野に建てた。

新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 ダニエル書 3章1節

ネブカドネツァル王は一つの金の像を造った。高さは六十アンマ、幅は六アンマで、これをバビロン州のドラという平野に建てた。

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ダニエル書 3章1節


ダニエル書 3章では

燃え盛る炉に投げ込まれた3人
ネブカドネツァル王は金の像を造った
その高さは60キュビト、
その幅は6キュビトであった
彼はこれをバビロン州のドラの平野に建てた
そして、ネブカドネツァル王は人を遣わして、
太守、長官、総督、参議官、財務官、司法官、
保安官、および諸州のすべての高官を召集し、
ネブカドネツァル王が建てた像の奉献式に
出席させることにした
そこで太守、長官、総督、参議官、財務官、
司法官、保安官、および諸州のすべての高官は、
ネブカドネツァル王が建てた像の奉献式に集まり、
ネブカドネツァルが建てた像の前に立った
伝令官は力強く叫んだ
「諸民族、諸国民、諸言語の者たちよ
 あなたがたはこう命じられている
 あなたがたが角笛、二管の笛、竪琴、
 三角琴、ハープ、風笛、および、
 もろもろの楽器の音を聞いたときは、
 ひれ伏して、ネブカドネツァル王が
 建てた金の像を拝め
 ひれ伏して拝まない者はだれでも、
 即刻、火の燃える炉に投げ込まれる」
それで、すべての民が角笛、二管の笛、竪琴、
三角琴、ハープ、および、  
もろもろの楽器の音を聞いたとき、
諸民族、諸国民、諸言語の者たちは、
ひれ伏して、ネブカドネツァル王が
建てた金の像を拝んだ

 このため、この機会に、
 あるカルデア人たちが進み出て、
 ユダヤ人たちを中傷して言った
 彼らはネブカドネツァル王に告げた
「王よ、永遠に生きられますように
 王よ
 王は 
  『角笛、二管の笛、竪琴、 
   三角琴、ハープ、風笛、および、
   もろもろの楽器の音を聞く者は、
   すべてひれ伏して金の像を拝め
   ひれ伏して拝まない者はだれでも、
   火の燃える炉の中へ投げ込め
 と命令されました
 あなたがバビロン州の行政を
 つかさどらせた何人かのユダヤ人がおります
 シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴです
 王よ
 この者たちはあなたを無視して、
 あなたの神々に仕えず、
 お建てになった金の像を拝みもいたしません」

ネブカドネツァルは怒り狂い、
シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを
連れて来るように命じた
それでこの三人は王の前に連れて来られた
ネブカドネツァルは彼らに対して言った
「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴよ
 おまえたちは私の神々に仕えず、
 また私が建てた金の像を
 拝みもしないというが、本当か
 今、もしおまえたちが、
 角笛、二管の笛、竪琴、三角琴、
 ハープ、風笛、および、
 もろもろの楽器の音を聞いたとき、
 ひれ伏して、私が造った像を拝むなら、
 それでよい
 しかし、もし拝まないなら、
 おまえたちは、即刻、
 火の燃える炉の中に投げ込まれる
 どの神が、私の手から
 おまえたちを救い出せるだろうか」

シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは王に答えた
「ネブカドネツァル王よ、このことについて、
 私たちはお答えする必要はありません
 もし、そうなれば、私たちが仕える神は、
 火の燃える炉から
 私たちを救い出すことができます
 王よ、あなたの手からでも救い出します
 しかし、たとえそうでなくても、
 王よ、ご承知ください
 私たちはあなたの神々には仕えず、
 あなたが建てた金の像を拝むこともしませ。」

すると、ネブカドネツァルは怒りに満ち、
シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴに
対する顔つきが変わった
彼は炉を普通より7倍熱くするように命じた
また彼の軍隊の中の特に力の強い者たちに、
シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを縛って、
火の燃える炉に投げ込むように命じた
3人は、上着や下着やかぶり物の衣服を
着たまま縛られ、
火の燃える炉の中に投げ込まれた
王の命令が急であり、炉が非常に熱かったので、
その炎はシャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを
持ち上げた者たちを焼き殺した
この3人、
シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは、
縛られたままで、
火の燃える炉の中に落ちて行った

そのとき、ネブカドネツァル王は
驚いて急に立ち上がり、顧問たちに尋ねた
「われわれは3人の者を縛って
 火の中に投げ込んだのではなかったか」
彼らは王に答えた
「王様、そのとおりでございます」
すると王は言った
「だが、私には、火の中を縄を解かれて
 歩いている4人の者が見える
 しかも彼らは何の害も受けていない
 第4の者の姿は神々の子のようだ」
それから、ネブカドネツァルは
火の燃える炉の口に近づいて言った
「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ、
 いと高き神のしもべたちよ、出て来なさい」
そこで、
シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは
火の中から出た
太守、長官、総督、王の顧問たちが集まり、
3人を見たが、火は彼らのからだに及んでおらず、
髪の毛も焦げず、上着も以前と変わらず、
火の臭いも彼らに移っていなかった
ネブカドネツァルは言った
「ほむべきかな、
 シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神
 神は御使いを送って、
 このしもべたちを救い出された
 王の命令に背いて、
 自分たちのからだを差し出しても神に信頼し、
 自分たちの神のほかはどんな神にも仕えず、
 また拝まないこの者たちを
 それゆえ、私は命令する
 諸民族、諸国民、諸言語の者のうち、
 シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの
 神に対して不敬なことを口にする者はだれでも、
 八つ裂きにされ、その家はごみの山とされる
 このように救い出すことのできる神は、
 ほかにないからだ」
それから王は、
シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを
バビロン州で栄えさせた

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

王の命令を拒否した3人のユダヤの青年は
燃える炉に投げ込まれたが
神によって安全に守られました

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