Day749 エレミヤ書 4章
エレミヤ書 4章では
悔い改めへの招き
「イスラエルよ、もし帰るのなら、
――主のことば――
わたしのもとに帰れ
もし、あなたが忌まわしいものを
わたしの前から取り除き、迷い出ないなら、
また、あなたが真実と公正と義によって
『主は生きておられる』と誓うなら、
国々は主によって互いに祝福し合い、
互いに主を誇りとする」
まことに、主はユダの人とエルサレムに、
こう言われる
「耕地を開拓せよ。茨の中に種を蒔くな
ユダの人とエルサレムの住民よ
主のために割礼を受け、心の包皮を取り除け
そうでないと、あなたがたの悪い行いのゆえに、
わたしの憤りが火のように出て燃え上がり、
消す者もいないだろう」
北からの敵
「ユダに告げ、エルサレムに聞かせて言え
国中に角笛を吹け 大声で叫べ
『集まれ 城壁のある町に逃れよう』と
シオンに向けて旗を掲げよ
自分の身を守れ 立ち止まるな
わたしが北からわざわいを、
大いなる破滅をもたらすからだ
獅子はその茂みから立ち上がり、
国々を滅ぼす者はその国から出て来る
あなたの地を荒れ果てさせるために
あなたの町々は滅び、住む者はいなくなる」
このことのために、粗布をまとって悲しみ嘆け
主の燃える怒りが、私たちから去らないからだ
「その日には――主のことば――
王の心や、高官たちの心は萎え、
祭司は啞然とし、預言者はたじろぐ」
私は言った
「ああ、神、主よ
まことに、あなたはこの民とエルサレムを
完全に欺かれました
『あなたがたには平和が来る』と言われたのに、
剣が私たちの喉に触れています」
そのとき、この民とエルサレムに告げられる
「荒野にある裸の丘から、
熱風は、娘であるわたしの民の方に吹く
ふるい分けるためでも、より分けるためでもない
それよりも、もっと激しい風が、
わたしのために吹いて来る
今や、わたしが彼らにさばきを下す」
見よ、それは雲のように上って来る
その戦車はつむじ風のよう
その馬は鷲よりも速い
ああ、私たちは荒らされる
「エルサレムよ
救われるために、
悪から心を洗いきよめよ
いつまで、自分のうちに
よこしまな思いを宿らせているのか
ああ、ダンから告げる声がある
エフライムの山から
わざわいを告げ知らせている
国々に語り告げよ
さあ、エルサレムに告げ知らせよ
包囲する者たちが遠くの地から来て、
ユダの町々に対して、ときの声をあげる
彼らは畑の番人のように、ユダを取り囲む
それは、ユダがわたしに逆らったからだ
――主のことば――
あなたの生き方と、あなたの行いが、
あなたの身にこれを招いたのだ
これはあなたへのわざわいで、なんと苦いことか
もう、あなたの心臓にまで達している」
私のはらわた、私のはらわたよ、私は悶える
私の心臓の壁よ、私の心は高鳴り、
私は黙っていられない
私のたましいが、角笛の音と
戦いの雄叫びを聞いたからだ
破滅に次ぐ破滅が知らされる
まことに、地のすべてが荒らされる
突然、私の天幕が、
一瞬のうちに私の幕屋が荒らされる
いつまで私は旗を見て、
角笛の音を聞かなければならないのか
「実に、わたしの民は鈍く、わたしを知らない
愚かな子らで悟ることがない
悪事を働くことには賢く、
善を行うことを知らない」
私が地を見ると、
見よ、茫漠として何もなく、
天を見ると、その光はなかった
私が山々を見ると、見よ、それは揺れ動き、
すべての丘は震えていた
私が見ると、見よ、人の姿はなく、
空の鳥もみな飛び去っていた
私が見ると、見よ、豊かな地は荒野となり、
町々は主の前で、その燃える怒りによって
打ち壊されていた
まことに、主はこう言われる
「全地は荒れ果てる
ただし、わたしは滅ぼし尽くしはしない
このため地は喪に服し、上の天は暗くなる
わたしが語り、企てたからだ
わたしは悔いず、やめることもしない」
騎兵と射手の雄叫びに、町中の人は逃げ去り、
草むらに入り、岩によじ登った
すべての町が捨てられ、そこに住む人はいない
踏みにじられた女よ、
あなたはいったい何をしているのか
緋の衣をまとい、
金の飾りで身を飾りたて、
目を塗って大きく見せたりして
美しく見せても無駄だ
恋人たちはあなたを嫌い、
あなたのいのちを取ろうとしている
まことに、私は、
産みの苦しみにある女のような声、
初子を産む女のようなうめき、
娘シオンの声を聞いた
彼女はあえぎ、手を伸ばして言う
「ああ、私は殺す者たちの前で疲れ果てた」
エレミヤは、ユダに祝福と警告を語ります
そして、頑なな民には裁きが下ると預言します