Day297 列王記 第一 6章

イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目、ソロモンがイスラエルの王となってから四年目のジブの月、すなわち第二の月に、ソロモンは主の家の建築に取りかかった。
新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 列王記 第一 6章1節
ソロモン王が主の神殿の建築に着手したのは、イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目、ソロモンがイスラエルの王になってから四年目のジウの月、すなわち第二の月であった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記上 6章1節


列王記 第一 6章では

神殿の建築
イスラエル人がエジプトの地を出てから480年目、
ソロモンがイスラエルの王となってから
4年目のジブの月、すなわち第2の月に、
ソロモンは主の家の建築に取りかかった

ソロモン王が主のために建てた神殿は、
長さ60キュビト、
幅20キュビト、
高さ30キュビトであった

神殿の本殿の前に行く玄関は、
長さが神殿の幅と同じ20キュビト、
幅が神殿の前で10キュビトであった

神殿は格子を取り付けた窓を作った
さらに、神殿の壁に、すなわち神殿の壁の周り、
本殿と内殿の周りに、脇屋を建て巡らした
こうして階段式の脇間を周りに作った
脇屋の1階は幅5キュビト、
2階は幅キュビト、
3階は幅7キュビトであった
それは、神殿の外回りの壁に段を作り、
神殿の壁を梁で支えずにすむようにするためであった

神殿が建てられたとき、
石切り場で完全に仕上げられた石で建てられたので、
工事中、槌や斧や、いかなる鉄の道具の音も、
いっさい神殿の中では聞こえなかった

2階の脇間に通じる入り口は神殿の右側にあり、
螺旋階段で2階に、
また2階から3階に上るようになっていた

ソロモンは神殿を建て、
これを完成させるにあたって、
神殿の屋根を杉材でできた雨水溝の列でおおった

神殿の側面に脇屋を建て巡らし、
その各階の高さは5キュビトにして、
これを杉材で神殿に固定させた

そのとき、
ソロモンは次のような主のことばがあった
・あなたが建てているこの神殿のことであるが、
 もし、あなたがわたしの掟に歩み、
 わたしの定めを行い、
 わたしのすべての命令を守り、
 これによって歩むなら、
 わたしはあなたについて
 あなたの父ダビデに約束したことを成就しよう
・わたしはイスラエルの子らのただ中に住み、
 私の民イスラエルを捨てることはしない

こうして、ソロモンは神殿を建て、これを完成させた

彼は神殿の内側の壁を杉の板でおおい、
神殿の床から天井の壁に至るまで、
内側を板でおおった
なお、神殿の床は、もみの板でおおった

それから、
彼は神殿の奥の部分20キュビトを、
床から天井の壁に至るまで杉の板でおおった
このようにして、
彼は神殿に内殿、すなわち至聖所を設けた

神殿の手前側の本殿は40キュビトであった
神殿内部の杉の板には、
瓢箪模様と花模様が浮き彫りにされていて、
すべては杉の板で、石は見えなかった

内殿は神殿内部の奥に、
主の契約の箱を置くために設けた

内殿の内部は、
長さ20キュビト、
幅20キュビト、
高さ20キュビトで、純金でこれをおおった
さらに杉材の祭壇も純金でおおった

ソロモンは神殿雄内側を純金でおおい、
内殿の前に金の鎖を渡し、これに金をかぶせた

神殿全体を隅々まで金でおおい、
内殿に関わる祭壇も全体を金でおおった

内殿の中にオリーブ材で2つのケルビムを作った
その高さは10キュビトであった
ケルビムの一方の翼は5キュビト、
もう一方の翼も5キュビト
翼の端から翼の端までは10キュビトであった
もう片方のケルビムも10キュビトあり、
両方のケルビムは全く同じ寸法、同じ形であった
片方のケルビムの高さは10キュビト、
もう片方のケルビムも同じであった

ケルビムは神殿内部に置かれた
ケルビムは翼を広げていて、
片方のケルビムの翼は一方の壁に届き、
もう片方のケルビムの翼はもう一方の壁に届き、
また両者の翼は神殿の真ん中に届いて、
翼と翼がふれ合っていた
ソロモンはこのケルビムに金をかぶせた

神殿の四方のすべての壁には、
奥の間も外の間も、
ケルビムとなつめ椰子の木と花模様の
浮き彫りを彫った
神殿の床は、奥の間も外の間も金でおおった

ソロモンは内殿の入り口を、
オリーブ材の扉と五角形の戸口の柱で作った
その2つのオリーブ材の扉に、
ケルビムとなつめ椰子の木と花模様の
浮き彫りを彫り、金でおおった
ケルビムとなつめ椰子の木の上に
金を張り付けたのである

同じように、本殿の入り口にも
四角形のオリーブ材で戸口の柱を作った
また、もみの木で2つの扉を作った
片方の扉の2枚の戸は折り畳み戸、
もう片方の扉の2枚の戸も折り畳み戸であった
ケルビムとなつめ椰子の木と花模様を彫り付け、
その彫り物の上に、ぴったりと金を張り付けた

それからソロモンは、
切り石3段と杉の角材1段の仕切りで内庭を造った

第4年のジブの月に、主の宮の礎を据え、
第11年のブルの月、すなわち第8の月に、
神殿のすべての部分が設計どおりに完成した
7年かけて建てたのである

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

ソロモンは神殿建築の現場では組み立てだけを行い
静寂の中で7年かけて神殿を建てました

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