短歌 2 2020/8/9

此所にゐるおまへを呼ばうにもおまへの背の飴色は生きてゐるけふ

/小倉信夫

再び短歌を即詠します。
今夜は叢の虫の鳴くのがよく聞こえません。暑すぎるのか盛んに蝉が鳴いています。
しかし耳を澄ませば、言葉のとおり道に騒々しい虫と草と、その栄える声音が聞こえます。
土を紡いでいる音です。

   (2020/8/9のツイートから)

 生きていることの切なさについて考えさせられることが、ふとありました。その折の思いを詠んだとも、そうでないとも。

 ※2020/8/6の即詠と対になっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?