詩 6 青ひ浦 他1篇
青ひ浦
朝だ。おまへ
(陽はうら(……かは?)の岸で
(此所が)岸だと言ふ川の
つづらの織り目に沿つて震へてゐます)
やさしいな
草の籠(つづら……?)草籠らうと
光はこの川音を浦伝へに
瀬々らがして聴こへる
ああ、おまへも陽の中にゐる……
おれは
おまへの魂の洞をつづる朝にゐるぞ
/小倉信夫
(無題)
心((……)こころ、こごる(血の…)戸を開かうとしてゐるドアノブ)ニ触ツテシマツタ……。友(……と言ふより私(吾立方…(…ワタシ?))からの敬慕を贈る)人ガ詩ヲ書ヒテヰル。カウイフ有事ノ際(きは……、端ッ葉ッ羽ッ……!、樹の端にある枝を手折らうとする力)ノサ中ノ火ダナァ。オレモ書キタイ。
/小倉信夫
2020年7月31日に、詩人の和合亮一さんが Twitter で行った企画、詩の礫「Ladder」に参加しました。そこに投稿した詩2篇です。
※ Ladder =梯子
※新型コロナウイルス感染症に惹起された現況を「有事」と考えて創作物をツイートする企画です。
※半角を全角に修正しました。
※2篇目は題を付し、署名を末尾に付しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?