短歌9 2021/4/30

草を手に撫でかたぶかせ笑はせてやはらかひので子らも青らむ

/小倉信夫

即詠です。
私が子どもの頃の思い出より。葉っぱが好きな子どもだったので、(今も好きでよく触りますが、)よく公園の裏や畦道やを歩いていました。
仕事中にふと思い出したので、短歌にしてみました。
本を「草子」と言う言葉が好きです。

   (2021年4月30日のツイートより引用)

 4月ももう終わろうという夜更け、夜風に吹かれて座椅子に座っていると、ふと歌が詠みたくなりました。詠みたくなったのは気まぐれに読書をしていて、4月の若い葉を摘もうとする手の動きを想像していたら、ここのところの私事もあって、歌を詠みたいなぁ、とこみ上げるものがあったためです。
 もとは全く違う歌でした。よく覚えていませんが、下のような歌だった気がします。

若ひ葉を摘まうと思ふ手の草へおよぶ指さへ青くやはらか

  /小倉信夫

 春もいよいよ暮れてきました。
 これよりまた季節が変わってきます。体調には気をつけて過ごさねばなりません。

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