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アラフォーシンママ清々しく!

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中学生の娘と、小学生の息子を持つアラフォーシンママのお話です。
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2021年1月の記事一覧

契約解除と解雇

翌朝。空は良く晴れて、まぶしい太陽が青空によく映えています。あまりよく眠れませんでしたが、私は勢いよく布団をはね上げると、いつもの朝のルーティンを済ませ、車に乗り込みました。 現場で問題のパート主婦と落ち合い、その場でマンションのお掃除の値引きを要求してきたお客様に連絡し、今後は依頼を受けない旨伝えました。「そんな!急に言われても困るよ!」電話口でそう言われましたが、一切無視して電話を切りました。その時の私は、人生で一番険しい顔をしていたと思います。 そのやり取りを間近で

一番守らなければならないもの

子供たちも少しずつ成長し、家の掃除や洗濯ものの取り込み、お風呂の準備など、少しずつですが、家事を分担してもらうようになりました。とは言え、無理に手伝わせて、イヤイヤされるのも嫌なので、強制はしていませんでした。 その日はパート主婦と感情的なやり取りがあったため、私も気持ちが荒んでいました。そんな時に限って、家に帰ったら電気もついていなくて、お風呂の掃除もまだ。その上ベランダには洗濯物が干しっぱなしでした。 子ども達にも事情があり、帰宅が遅かった、宿題が終わらないなどの理由

パート感覚の主婦

求人に関して、一見して「いい人」であっても、やはり注意が必要です。 お仕事は指示通りにこなし、仕事ぶりも丁寧なパートの主婦がいました。子育てを終え、住宅のローンも終わり、定年後のダンナ様との二人暮らし。年金が出るまでにはまだ何年もあるので、その間の「つなぎ」の感覚で応募してきた人でした。 丁寧な仕事ぶりが評価され、あるお客様からそのパート主婦にご指名で仕事が来るようになりました。そのお客様は、自分の持っているマンションの一室を宿泊客に貸し出す仕事をしていて、そのお掃除をう

定年退職後のオジさん

独立してお仕事を始めると、一人社長には様々な問題がのしかかってきます。特に大きいのが「人」の問題です。 女将さんからいただくお仕事と、自分で見つけて来たお仕事。どちらもおろそかにはできません。ですが身体は一つなので、どうしても社員を雇わなければなりません。しかし社員なら誰でもいいという訳ではなく、ちゃんと指示した通りに仕事をしてくれる人でないと困ります。 求人を出す際は、募集要項を書くことになります。そこには様々な条件を書いておくのですが、これを全く読まずに応募してくる人