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頭の中に英語の場所をつくる

 毎日英語音を聴くことで、頭(脳)の中の言語野に英語の場所をつくります。音を聴くことは、イメージとしては土地を耕して種を蒔いている感じです。日本で生まれ育ち日本語だけで生活してくると、言語野には日本語の種だけが蒔かれていて、日本語の芽が出て花が咲いたり木が育ったりしています。その場所に英語の種を蒔き、英語の場所をつくります。

 多くの学校や塾や英語学校などでは、日本語の場所を使って英語を学びます。「林檎は英語ではappleだよ。」「今~しているというのは、英語では現在進行形でbe動詞+ingだよ。」という風に。日本語を英語と結び付けようとします。でも、英語と日本語は違う言語です。すべてを=では結べません。

 一方、英語は英語で学ぶ!という方式の学校もあります。インターナショナルスクールや一部の英会話スクールなどでは、日本語を使わないで英語を学びます。もともと言語能力が高い場合は、うまい具合に日本語と英語が共存して育っていきますが、言語能力自体がそれほど高くない場合は共倒れで、子供の場合は母国語の認識自体が危うくなることもあります。

 言語野の中では母国語が優位で、自己の確立、認識は母国語できちんと成り立っている。そこにちょっとお邪魔して英語の場所を作っていく。葉音のレッスンではそんな感じのいいバランスを保っていきます。

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