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人生は、クエスト

日頃の仕事の忙しさを言い訳に、自分自身に向き合い、対話する時間を取ってこなかった。最近、同年代の友人と”Purpose (=自分の存在意義)”を議論する機会に恵まれ、これまでの経験に基づき、少し自分の考えを言語化することにした。いきなり「自分の存在意義は?」と考えると、思考が止まってしまうので、とりあえず、ありたい姿から考えてみた。
(画像引用:https://magazine.jp.square-enix.com/top/comics/detail/9784757509313/)

ありたい姿:パーティーで、クエストに挑戦し続ける

結論から言うと、「パーティーで、クエストに挑戦し続ける」ことが、10年先・20年先を考えた時に、自分が一番ワクワクし、しっくりきた表現であった。これを最初に友人に話した時、ニヤニヤしながら、「頭の中にドラクエのBGMを再生させながら、話を聞いた」と言われた。笑

学生時代、留学中、社会人経験などを振り返ると、自分が一番楽しいと思える時は、仲間と一緒に新しいことにチャレンジしている時であった。自分は好奇心が強く、新しいこと・楽しいことを常にやり続けたいと考えているので、”クエスト”という表現がピンときた。また、一人でできることに限界があるので、一緒にやってくれる仲間・友人を”パーティー”と表現してみた。

振り返りをした過去の経験を以下で少しメモした。
例①:学生時代に研究の事業化の一環として、研究室の技術(自己修復セラミックス)を同期と先輩の三人で、トイレメーカーに売り込みに行き、年間数百万の共同開発に繋がったこと。結果が出たことも嬉しかったが、それよりも1つの方向に向かって進んでいる時、準備している時の方が楽しかった。

例②:入社2年目に同期と週末起業として、毎週土曜朝8時にスタバに集まり、3時間程度議論していた。「未婚女性の卵子凍結」というアイデアにたどり着き、想定ユーザーやクリニック、技術者へのヒアリングも実施。結果的に、本気度の不足とお互いの役割分担が不明確により、チームは解散となったが、ビジネスから人生、哲学まで議論している時は、最高にワクワクした。

例③:4年目に社内・顧客合わせて、10名で実施した新規事業を作るプロジェクトをリーダーとして担当したことがある。立ち上げ時は背景説明、ゴールのすり合わせ、信頼感獲得で苦労したが、プロジェクトが回り始めると、全員がやる意義も含め、同じ方向を目指していた。チームとしての一体感、進捗していることに対して、やりがいを感じた。

パーティーとは?

パーティーとは、クエストに挑むために複数名で構成されるチームである。

パーティーは大抵、人数制限がある。現実な社会でもリソース制限により、チームに入るための各種条件がある。自分が将来、パーティーに呼ばれるためには、あるいはパーティー形成時に友人に声をかけて、参加してもらうためには、自分の魅力・実力を高める必要があると考えている。

魅力・実力は、①ハードとしてのスキルもあれば、②ソフトとしての人間性や信頼などの側面もあると思う。現時点では、まだ自分の中でどのような魅力をつけないといけないのかは、明確になっていないが、弱みの克服よりは、強みの強化にフォーカスしていくことの方が重要だと思う。一人で戦う場合は、オールダウンドで綺麗な五角形の方が生存率は高いが、パーティーでは各位が尖った五角形を描いた方が、最終的なカバー面積が広がる。

実力を考える時に、”再現性”という考え方も大切だと思う。実績を考える時に、失敗よりも成功、KPIの達成度も高いほど良いと思うが、それよりは”再現性=個別な学びを抽象化・昇華させ、横展開させる力”を高めることの方が、長期的な実力アップに繋がると考えている。

今後の友人との議論では、自分の強みや魅力度などを客観的なFBをもらいながら整理し、強化すべき方向性を見定めていく予定。

クエストとは?

クエストは、定めたイシュを解くためのチャレンジである。このクエストは、テーマ、領域、対象人物などと色々な切り口があるが、クエストの解像度が高いほど、自分のPurposeに繋がると考えている。

自分の場合は、「半径1mの課題」が1つのキーワードである。

地球温暖化やフードロス等の社会課題に対しては、理解できるし、共感もできる。しかし、その課題を自分が実際に本気で取り組もうとする時は、課題に対して、どこまで自分ごととして捉えられるかどうかに尽きる。

自分ごととして捉えるためには、①自分が経験したことがあるかどうか、②あるいは周囲の誰かがその悩みを抱えているしかないと思う。なので、自分の中では、「半径1mの課題」が自分のキーワードである。

この半径1mを広げるために、日頃から友人と話したり、旅行したら、新しい体験をするようにしている。

今後、定期的にNoteを更新し、他のキーワードを見つけていきたいと思う。



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