30年分の思い出を感じれるパウパー

マジックには2020年のコロナ渦で復帰した。最初に買ったパックはインベイション。小学生ながら親戚の兄ちゃんたちと混ざりながら遊んでいた。大学生のころに少しだけ遊び、社会人になって再度復帰するとは思わなかったが、大人になってからもこのゲームは面白い。

さて、マジックも30周年であるが、マジック30年の思い出を感じれるフォーマットといえば何だろう??
αからのカードが使えるレガシー、ヴィンテージだろうか。これらのエターナルフォーマットもいいが、筆者はパウパーこそマジック30年の歴史や思い出を感じれるフォーマットだと思う。

コモン限定構築のパウパーだが、<稲妻>や<対抗呪文>、<暗黒の儀式>などの古くからのマジックを代表するカードや、<スレイベンの検査官>や<怨恨>などの構築で活躍した名コモン、これらの30年の歴史で生まれた数多くのカードを使えるフォーマットである。

マジックといえばのカード
パウパーで活躍するかつての名コモン

2000年代前半のマジックを楽しんでいた筆者だが、「親和」や「トロン」、「マッドネス」など同時期にマジックをプレイした人には思い出深いアーキタイプも多いだろう。他にもリミテッドで大活躍したようなカードが採用されることも多く、人それぞれの思い出があるだろう。
そして筆者は幼少期のころの思い出深いアーキタイプ「ビースト」を使ってパウパーを楽しんでいるが、パウパー環境が幼少期を思い出させてまた面白い。
ビーストデッキはオンスロート~ミラディン期のアーキタイプであり、基本的には赤緑のビーストクリーチャーを<ワイアウッドの野人>と同時に展開してアドバンテージを取りながら殴り勝つデッキである。

クリーチャー出しながらドローいっぱいすると気持ちィィ

この時期のマジックといえば「親和」の大暴れっぷりを思い出す人が多いだろう。「ビースト」を使っていた筆者も親戚の兄ちゃんが使う「親和」に毎度負かされ、こんな強いデッキがあるのかと昔は思っていた。

そして、パウパーといえば「親和」が常にTier1に存在する。ミラディン産の強力な親和カードである<金属ガエル>や<マイアの処罰者>、<物読み>など、メインパーツの多くがパウパーで使える。(これでも多数禁止が出て弱体化しているが)

ミラディン産の凶悪な親和カードたち、昔からヤバイと思っていた

パウパーは「親和」を握る人が多いため、対戦の度に幼少期の苦い思い出が掘り起こされる泣。筆者はメインに<削剥>を2枚、サイドに複数のアーティファクト対策を採用して、「親和」のアーティファクト土地を叩き割る決意をしている。

「親和」を主に掘り返したが、黒系デッキの<チェイナーの布告>や青単の<深き刻の忍者>など昔懐かしいカードは枚挙にきりがない。また、<ラノワールのエルフ>など多くのイラストが存在するカードは各々プレイヤーの思い出がそのイラストに詰まっているだろう。

ラノワールのエルフ>といえばこのイラスト

その他にも最近の「青白ゲート」は往年の名デッキ「カウブレード」を思い出させる。

戦隊の鷹>と<渦まく知識>による疑似アンリコ

パウパーは思い出のあるコモンカードを使うには最高のフォーマットであり、これからも思い出深いカードを使って楽しんでいきたい。

あとがき
30周年プレイマットほしい、、、

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