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モッタイナイオバケ

人は人を怖がったり、嫌いになることもあるけれど、結局人を求めることをやめられない。生身の人間がそこにいる。それだけでわけもなく嬉しくなってしまうのが私たちだと思うのだ。

生活とは忘却の集積である。

東畑開人

「心はどこへ消えた?」


とてつもなく人付き合いがイヤになることがあって、ある日、突然、ゲームやラインのフレンドを削除する。
その時はポジティブに断捨離!と思っているけれど、あとになってから、ナニカしら後ろめたく思うことがある。
世の中、こんなペラッペラな付き合いがあっていいのかなあ、袖触れ合うも多少の縁ってワリと好きな言葉なんだけど。
削除してしまったとて、復元する方法はあるんだけど、やっぱり面倒臭いなあ。
結局、放置。
そして、時が解決してくれる!となんの根拠もないなぐさめを自分自身にして、放置。
どこかで大切な縁を切り捨ててなければいいんだけど、たまにワタシの中のモッタイナイオバケが言う。
果たして、そんなこんなで今のワタシがいる。

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