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産後うつ記録*3 妊娠中

妊娠中働いている時の私

妊娠中、特に問題なく働くことができていました。
身体を心配してくれ、座り仕事の多いリーダー業務で働くことが増えていきました。職場環境は良いとは言えませんでしたが、働いている人は皆優しく、病棟の中もギスギスした雰囲気ではありませんでした。

当時はコロナが未知のウイルスで、変異株も出現し様々な情報が行き交う時でした。
急性期病棟で入院受け入れも多く、コロナPCR検査を行ってもすぐに陽性反応が出ない患者さんもいて数人はすり抜けてしまうのが現状でした。
入院患者さんを受け入れる時は、感染防御対策フル活用でPCR結果が出るまでは個室隔離を行い、症状のある患者さんの場合は数日に渡り何度かPCRなどの検査を行っていました。
その中でどうしても私が関わることや受け持ちになることもありました。
不安に感じていたのは、小規模病院であるため感染認定看護師がおらず病院全体が手探りであるように感じたためです。
自分と赤ちゃんを守らなければと思い、感染対策は徹底して行いました。
妊娠を希望して妊婦となりましたが、大丈夫と思っていた感染への不安は拭えませんでした。

コロナ禍であったがゆえの規制
.外食の禁止、テイクアウトはOK
田舎のためUber Eatsなどはありませんでした。
宅配ピザも配達範囲外の地域でした。
.移動制限:市より出る際は外出届けを提出
.人が多くいる場所へは行ってはいけない
.同居人以外の人との接触禁止(規制が酷い時)
もストレスの要因でした。
特に移動制限は休みの日でもどこにも行けずストレスでした。

仕事を辞めなかった理由は、産休育休でお金の不安が減ると考えたためです。
ここまで頑張ってきたからあと少しと言い聞かせて毎日働いていました。
職場の人が優しく恵まれていたのも理由のひとつです。

妊娠してからの精神的変化
.以前よりイライラしやすくなる
妊娠前は特に怒りを覚えず、早く帰りたいために仕事の終わっていない他の看護師の仕事を手伝ったりしていました。しかし、妊婦になってからはなぜこの仕事がまだ終わっていないのだろうなど怒りを覚えやすくなると同時に怒りをコントロールできない日もありました。
→口調も穏やかに対応できない時もあり、特に産休前は自分で考えても嫌な人になっていたと思います。
.職場の人は妊婦の私に優しく対応してくれていました。しかし、本当に一緒に戦ってくれているのはお腹の赤ちゃんだけだと考えていました。今日も一緒に頑張ろうと声をかけて仕事に臨んでいました。

ストレスなのかホルモンバランス変化によるものか、振り返ってみると妊娠中に働いている時は以前の自分とは違う自分であったように思います。
まあいいかと思えていたことが思えなくなっていました。

お腹の赤ちゃんに対して
可愛いと思えていました。
健診に行っては成長を夫に報告するのが楽しみで、胎動があると嬉しくなり、よく話しかけていました。
夫と誕生を心待ちにしていました。

出産に関して
転勤で地元より他県へ引っ越しており、周囲に頼れる人がいなかったため
産後のことを考え里帰り出産を希望しました。


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