外気(詩)

体はぽかぽかとして

白くもやのかかった世界が

ゆれている

時々もやは晴れて

緑の景色がなびいたりもするが

それには感動しない

覆うようにもやが

目をくもらせて

世界が呼吸するのを

だまって見ている

あまり歓迎すべきことではないのかもしれないが

じわりと世界がゆれるのを

だまって見ている

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