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ウラジオ日記

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ウラジオストク旅行記
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2019年11月の記事一覧

北朝鮮国営レストラン「平壌」(ウラジオ日記24)

そのお店は非常に入り口がわかりづらく、最初行ったときはたどり着けなかった。しかしウラジオ…

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人形劇場(ウラジオ日記25)

ウラジオストク最後の日曜日は祭が開かれていた。子どもたちがトラのフェイスペイントをして町…

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スリル、ショック、サスペンス(ウラジオ日記26)

舗装されきっていない道が多い。私道と公道という概念がないのか、という位に差は曖昧で、庭み…

みにくいマトリョーシカ(ウラジオ日記27)

夜、噴水通りを抜けて海岸沿いに続く飲み屋を冷やかす。飲み屋と言っても仮設の簡単な造りのお…

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歓迎(ウラジオ日記28)

ウラジオストク最後の食事は夜景の見えるレストランで食べた。テーブルの上にはバラが一輪。二…

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退屈と愛着(ウラジオ日記29)

朝起きると、外はまだ暗く街灯が灯っている。しかしそこかしこに朝の気配が漂っていて、もうす…

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犬町(ウラジオ日記30)

プーシキン通りを進む。結構長い。でも知らない道は長く感じるものだ。戻るときにはいくらか短く感じるはず。時々バスが横を通り過ぎる。もしかしたら駅からバスに乗って出られたかもしれないと頭をよぎるが今更戻る気もしないので考えないことにする。ウラジオストクが街ならここは町だろう。少し田舎めいていて、家と家の間に隙間が広い。まっすぐ進むと大通りにぶつかる。そのあたりからは市街なのだろう。家の隙間が狭くなる。ガイドブックの地図に従い大通りを左に曲がる。 ガイドブックを持って出かけること

ロシア正教会(ウラジオ日記31)

スーパーを見つけるとロッカーに荷物を入れ、大きく伸びをした。さあ観光だ。さっき見かけた教…

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一日遅れの日曜日(ウラジオ日記32)

町の奥の方に行くと、途中サーカスの廃墟を見かける。古いポスターがまだ貼られていて、ソ連時…

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漂う、空飛ぶ、浮かぶ、見上げる(ウラジオ日記33)

左の前歯が抜けた青年とすれ違う。くちびるごと欠けているようで、口の奥に黒い空洞が垣間見え…

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書を捨てよ、町へ出よう(ウラジオ日記34)

ガイドブックを見ると、地図の中で観光地は密集している。後は車で行くような遠いところ。もう…

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シベリア鉄道の車窓(ウラジオ日記35)

異国で電車が来ないのは本当に焦る。いや、あてがなければ気にしないのだが、飛行機の時間があ…

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帰り道(ウラジオ日記36)

ウラジオストクに着く頃には夜がもう降りていた。お土産も買ったし、特にしたいこともない。飛…

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魔法劇場(ウラジオ日記37)

ウラジオストクにはいくつか劇場がある。演劇、オペラ、バレエ、サーカス、人形劇、劇場文化が町を彩っている。中でも感動したのは魔法劇場だ。日本語で書くとおかしな感じがするが、英語にすればマジックシアター。マジックの上演が日夜行われている劇場である。 マジックと言うとタネも仕掛けもあるものをイメージするが、それを翻訳した魔法という単語にはトリックの匂いはしない。魔術も奇術も手品も英語にしてしまえばマジック。ならば魔法と言う日本語の方が魅力的に思えるのは私だけだろうか。 大きな工