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窯出しの事

こんにちは。
今日は、登り窯の窯出しのお話をします。
窯出しは、桜の咲きだした頃なので、
少し前のお話ですね。
比較的新しいお話かな?(笑)

桜が満開の頃のお話

登り窯は、4つの部屋から成り立っており、
手前の2部屋は月白(げっぱく)と呼ぶ
青い釉薬の品物などを多く取ります。
残り2部屋で、鹿背(かせ)という、
子鹿の背中の斑点のような模様が出る茶碗を
主に取ります。

しかし、相手は炎。

人の手が入れられるような、否な領域。
ある程度は予測を立て、導けるのですが
全てを美しい模様の茶碗にするのは難しい。

窯出しの時、一喜一憂します。

いい色の物が取れた時、
即座に、個展に回せるように一つづつ
工房などに運ばれます。

いい色の物が沢山並ぶと安心。

そうでもない物は、まとめて置かれ、
いずれは産業廃棄物へ。。辛いー。(笑)
黄昏ちゃいます。
でも、窯一杯に入れて焚かないと、
ピンポイントで作品を置いても
炎の巡りは毎回変わり予測不能。
同じ結果になるとは限らない。
頑張るしかないのです。

窯がある時はへこたれがちなので、
皆様の応援が欠かせないのです。
そんなことで、これからも
コーヒーゼリーを頬張りながらの
応援を宜しくお願いいたします。
がんばるー。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ


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