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窯詰め

こんにちは。
今日は窯詰めのお話。

朝日焼は、「御本手(ごほんて)」と
呼ばれる焼き方の器を作るのが特徴です。

その、御本手ってどうやってすんの?と、
質問を頂きますが、お答えしましょう。
あ、他所で自信満々に言ってはいけませんよ?
私のうっすい知識ですからね?

一回、ウェブ先生に聞いてみますね・・。
先生~!!!

”土の素地の成分が焼成中に酸化し発色したもので、
土の成分や釉薬など様々な条件によって表れます。
使っているうちに色が変わることもなく、
害はないため、安心してご使用ください。

御本手(ごほんて)
(web上で拾ってきた画像です)

もともと「御本手」とはお手本のこと。
桃山時代から江戸時代にかけて
日本からの注文でお手本を送って
朝鮮で焼かせていた茶碗のことを
御本茶碗と呼んでいたことからきています。

ピンクやオレンジ色に部分的に
斑点のように変化するもので、
御本手のあらわれる器を御本茶碗と呼び、
古くから多くの茶人に親しまれてきました”

へ~。(オイ

えっと、焼き方としては、
窯の中の雰囲気(様子)を、
ガスの供給と空気の取入れのバランスを変え、
徐々に空気(供給)を少なくしていき、
土に含まれる空気までも
炎が燃える燃料にするように焼く、
イメージで言うと、マイナス側に傾けます。
コレが還元(かんげん)。

そこからある一定の温度になった時、
ガスの供給を一気に減らし、
空気を取り入れて燃えやすくなる
状態に戻す。(イメージはプラス)
(これは酸化(さんか))

その狭間で、器ちゃんが
「え?え?? 私、(顔色的に)
青くなっていいの?それとも黄色く??」
と、迷いが出て、慌てふためきます。

その結果、斑点がでるのと、
青っぽい部分と、黄色が混ざった
オレンジぽい色の部分とが器に現れる。
という感じ。

どうですか?
うっすい説明、わかりやすかった?
え?無理?分からんって?
それなら私も
(これ以上の説明は)無理~(笑)

そんなこんなで、窯詰めの時は、
器と棚板の間に
イイ感じの隙間を作ってあげて、
炎が通りやすくなるようにしたり、
同じような器同士を入れる時、
高低差をつけてあげて
同じ高さにならない様にするなど、
工夫をします。
(炎がまんべんなく通ると、
還元から酸化へと変える時、
色の変化が付きやすい。と思っております)
一応、頭を使っているんだゾ(笑)

窯詰めの
シュミレーションをしています。
ウソです。眺めているだけ。

写真のつぶやきは大げさですが、
作品達を見た時に、この器は背が高いから、
これらと一緒に詰めて高低差をつけようかななど、
少し考えて詰めております。

効率よく詰めないと勿体ないですものね。
積み木をイイ感じに詰めていくイメージ。
キッチリ組まないと、収まりきらない
積み木の箱みたいな・・?

そんなことを、毎回繰り返しております。
意外にやるじゃん。と思った、そこの貴方!
ほめてエエんやで~?(笑)

そんなことで今日はお終い。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.


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