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新人ちゃん

こんにちは。
今日は新人ちゃんのお話です。
自分で作った湯呑に、白化粧を施し、
釉薬までかけてもらうお仕事。

基本、自分が作ったモノは、
最後まで自分で面倒(?)を見るのが
良いとしております。

なぜなら、1つの制作を最後まですると
持ちやすさ、重さ、口の作りの良しあし
などなど、振り返って反省点が
見えてくるからです。

出来上がりまで一人でやりきると、
コレはダメだよね~。と、
商品にするには、ほんの少し
他と比べるとダメな部分があるわ。と、
自分の作ったモノの
評価の目も厳しくなりますから。

反対に、数を残したくて
置いておきたくなる、甘い誘惑も
むくむくと湧きますがね~(笑)

うん、綺麗に掛けられている。

この化粧掛けの仕事は、
台部分を指三本で持ち、
口を下に向けて、水面にいったん沈めて、
半分まで持ち上げたら、素早い動作で
押して引くという、「カッポン掛け」
と呼ぶ掛け方をします。

湯呑を素早く、少し引き上げることにより、
器の中に水面が引き込まれ、
内側の底までバチャンとかかるという、
慣れると、とても便利な技を使います。

慣れないとね、失敗するんですけれどもね

ストーブの上に
苦労の後が(笑)

この時期、ストーブが乾かしてくれるので
心強い~。ありがたや~。

大丈夫。誰もが通る道です。
掛けムラが出来たり、掛かっていなかったり
洗っては乾かし、もう一度掛ける。
彼女も今では、鼻歌を歌っていても
ジャンジャン掛けられるようになっています。

登り窯の準備で
釉薬を掛けてもらう事も有るので、
また写真など取れたら来年・・?(笑)
にお伝えいたしますね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.


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