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ゼーゲルコーン立て

こんにちは。
今日は、ゼーゲルコーンのお話です。
京都でも、ゼーゲルコーンの製造が終わり、
在庫が無くなったら後はどうすりゃエエねん。
という、心配がありますが、
今はまだ先を見ないようにして(笑)、
今回も、登り窯の窯焚きには
ゼーゲルコーン君達に活躍してもらう予定です。

ゼーゲルコーンは、釉薬の塊のような物で、
特定の温度になると融解するという、
設定をされて作られ(調合)、
番号ごとに、溶けて倒れる温度が違います。
朝日焼の登り窯では、12番~7番まで使います。
還元から、御本手までの焼成幅です。
(還元焼成は12番を半分倒すぐらい,
御本手は7番が半分倒れるぐらい)

冒頭の写真ゼーゲルコーンの番号は、6番。
ガス窯での御本手に使います。
7番でも大丈夫ですが、
6番だと、倒れるのが早いので、
色々な結果、ガスの節約になるという。
御本手の色も綺麗ですしね。
(付け足し感~)笑

粘土の土台にぶすっと刺し、
抜けないように竹べらで周りを整える。

土台を大きく作り過ぎても邪魔になりますし、
小さいと、頼りない土台になり、
根もとから倒れちゃうなんて珍現象もあります。
(あってはならないですよ~、
温度計が途中で使えなくなるのと同じ現象です。
そうなると冷汗ものです。マジで。)

窯のたびに使う、消耗品。
これに頼っている部分が大きいので、
無くなってほしくないけれど、、
業界の上の方々が決めていることなので、
我々が小さい声を上げても、
時代の動きは止まらない~。
別の物に置きかえなくてはいけなくなったら、、
仕方ないですよね。
(愚痴っぽくなってきた)笑

さて、登り窯でもつかいますし、
来週は御本手の窯も焚きます。
ゼーゲルを立てておいて、
土台を乾かしておきますね。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.



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