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乳鉢

ドド―んと大きな乳鉢。
(ふと、乳鉢の「乳」ってなんで?と思い
調べてみましたが、キチンとした由来は
分からずじまい・・
英語表記は、”mortar (モルタル)”
(石などを細かく砕く)臼と言う意味。
臼がいつの間にか鉢となり・・
何か知らんけど「乳」もついてたとか。
中国の文献にも登場するとか。
."「粉にする」(雷公胞衆論),
「乳のように細かくする」(紅 楼夢解説)の用例か ら
「乳」の意味を 「柔赦」 としてみる。
日本では明治7年に明記されている
文献が残っているとか、なんとか。。

うん。語源については、
真面目に研究している方々に
任せましょう。笑)

乳鉢です。
今回、なぜこの乳鉢を使っていたかと言うと、
磁器の生地を乾かし、粉にしたかったから。

乳鉢で白い粉を作る。
乳に見ないこともない・・?

この粉、後に水を加え
型でカボチャを作った時の、
磁器土の液体になります。
・・・まさしく乳?(笑)

冒頭の写真の、黒っぽいものが入った
小さな乳鉢が良く使う方。
鉄絵に使う絵の具を擂って
粒子を細かくしつつ使います。

大きい乳鉢は、重さもあるので
よっぽどの時しか登場しません。
しかし、かなり頼りがいがあります。
陶器なので、手荒に扱うと割れますが、
少々の、上から突き降ろされる
衝撃にはびくともしません。
塊が見る見るうちに粉になります。

そんなこんなで粉になった磁器土は
バケツに移され、液体に。
また頼むぜ!大きい乳鉢さんよぉ!

と言うところで今日はお終い。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ


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