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窯詰め

窯詰めのお話です。こんにちは。
少し前のお話です。

完全防寒の頃。

この窯詰めは、小さい物や薄い物が多かったので、
棚組みのツク(棚板を支える道具)が低い。
なので、窯がギュウギュウ。
物をたくさん入れてギュウギュウなのより、
更に焼き上がり色が悪くなる確率が高い窯です。

なぜなら、
棚と棚の間が狭いと、炎が巡りにくい。
炎が奥まで届いた~という状態になってから、
空気を極端に使い切る焚き方をし(還元)
途中で、酸素を一気に入れるような焚き方へと
転じた時(酸化)、棚の間が狭いと、
その変化が奥まで届くのに時間差が生じる。
(イメージでお届けしております)
結果、何だかぼんやりとした色上がりの窯か、
一部分だけ極端に色が悪い窯になる。

。。ってなことになるのです。

ダブルフィンガー。

いかに狭いか、いかに博打な窯詰めか。
(それならもっと広くしろって?
この時、こんな薄い物を期日までに
沢山入れる必要があったのです。
だから、博打に出たんです。
(もちろん、悪い色が出たら
本気で泣きながら作り直しなんですがね)

な?薄いし小さい奴ばっかり。

幸い、この回の窯は、イイ色に焼きあがったので
泣かなくてすみました。
今日詰めた窯はどうなるか・・。
(今の世界線です。今回はみっちり
器が入っている回。それはそれで焚きにくい)

がんばりまーす。だから今日、
バームクーヘン買って帰っていい?

息子1の受験から入学までに、
そして息子2の新学期が始まってから、
全力で走り回っているきがして
心身ともに休まらないんですよね・・。

また明日!
Please stay healthy and stay safe.

追伸。
この記事を書いていた時の窯詰め
(現在の世界線)の焼き上がり結果は、
かんばしくなかったです・・
上段と棚板の中心近くに置いてある器は
綺麗な色ですが、外側は黄色~。。
久々がっくり落ち込んだ窯でした。

やっぱりバームクーヘンがいるわ・・
それではまた明日。


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