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湯呑削り

湯呑の削りです。
電動ろくろの天板に乗っかっているのは、
湯呑の底を削る時に、湯呑をさかさまにして
乗っける台「しった」と呼ぶ道具です。

学校などでは、シッタの真ん中に当たる
胴体部分だけ作り(くびれている部分です)
素焼きをして、削る物に合わせて
土台に粘土を置き、その上に胴体を置き、
口元に更に粘土をまいて、
削る物の口の大きさに合わせて形作る
そんな作業をしますが、朝日焼では、
湯呑には湯呑のシッタ、皿、茶碗と、
それぞれ専属のシッタを作り、
各自保管し、使います。
なので、シッタは半生(笑)

職人アルアルかもしれません。
他の工場に入ったことがないので不確かですが、
職人は湯呑なら100個、200個は当たり前。
そして形も揃っていて当たりまえ。
それならば、湯呑の専属シッタの方が
いちいち立てて、頭部分の粘土が固く乾くまで
待ってなくてもいいジャーンという事かと。

長く働く職人のシッタは、
それぞれに合わせて持っているので、
場所は取るんですがね。。(笑)

新人ちゃんも、湯呑と、皿、
その他手がけてもらったものと、
数種類持っております。

あ、湯呑削りの話でしたが、
シッタの話ばかりになってしまいました。
んー、長くなるので、削りの話はまた今度。

いいお天気、楽しんでくださいね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ぶろぐ
https://blog.goo.ne.jp/asahisakuto

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