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還元(かんげん)

還元の窯詰めがありました。
写真の赤い器は、焼きあがると黒色になります。
不思議ですよね~。
紅柄(べんがら)という材料で赤くなっております。

弁柄とは・・
ベンガラは土から取れる成分(酸化鉄)で
紅殻、弁柄とも呼ばれ語源はインドのベンガル地方
より伝来したことからそう呼ばれています。

日本の暮らしにも古くから根付いている素材で
陶器や漆器、また防虫、防腐の機能性から
家屋のベンガラ塗りとしても使用されてきました。
旧石器時代から使われた最古の顔料であり古代色です。
経年変化に強く、日光による褪色がないことも特徴

なんだって~。知ってた?
超簡単に言うと、鉄の赤さび。
赤っぽく見えているけれど、
鉄って錆びると黒っぽくなるのもある。
それを科学調合と窯の状態で黒く発色。
そんな感じで思ってください。
多分、、あってる、、はず?(疑問形~!)

ウィキ先生で調べたらこんな画像が。

画像1

ベンガラの産地、青森県東津軽郡今別町にある、
青森県指定天然記念物「赤根沢の赤岩」。
すっごい!岩の中に鉄分が大量に含まれていて、
赤っぽくサビッサビという事なのかな?

このまま露出して残っているというのが
凄い事ですよね~。産地だからかな?

何はともあれ、弁柄を入れる量によって
茶色、黒、青磁まで色々な釉薬が作られ、
皆さんの生活を潤している。

あれ?今日は窯詰めの話を
書こうと思っていたのですが、
すっかり弁柄の不思議を書いておりました。

明日は色付いてきたモミジ便りにしようかな。
赤つながりで(笑)
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ
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