日本のNISAのモデルであるイギリスの「ISA」とは
日本のNISAはイギリスの税制優遇措置であるISA(アイサ)にちなんだものです。
ISA(Individual Saving Account)はイギリスで1999年に個人の貯蓄や投資を促進する目的で導入された制度です。
ISAはイギリス国内で普及がすすみ、成人人口のおおよそ半分程度が口座を保有していると言われます。
一方で、NISAは成人人口の2割弱と言われており、これからのさらなる利用者数増が期待されます。
金融庁によると、2000年から2021年にかけての家計の金融資産の伸びを日米英で比較したところ、アメリカが3.4倍、イギリスが2.3倍に対し日本は1.4倍にとどまっています。
背景には、金融商品の運用によって得られたリターンの積み重ねの差があったのではないかという見方もあります。
今後、新NISAの導入が契機となって国民の資産形成の意識がより向上し、アメリカやイギリスに並ぶほどの水準にまで上昇することに期待ですね。
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