毎日一分で読める憲法基本問題2
★今日の問題★
近代立憲主義の下で、最も重視されていたのは何か?
胡桃「10秒で答えてね。よーいどん!」
建太郎「おう」
1秒
2秒
3秒
4秒
5秒
6秒
7秒
8秒
9秒……
胡桃「10秒経過。どうかしら?」
建太郎「ええっと。何だろう? 」
胡桃「近代立憲主義と言うのは、王権による支配から一般の人民が脱却しようという流れの中で生まれたのよ。ということは、どういう権利が先ず第一に重視されるか、想像できるでしょ」
建太郎「王権による支配から脱する。自由に生きるとかかな」
胡桃「答えを確認すると次のとおりよ」
権力からの自由(自由権)が重視された。
その中でも特に重視されていたのが、財産権の自由である。フランス人権宣言でも財産権の自由については、「神聖かつ不可侵の権利」であると強調している。
フランス人権宣言
(所有の不可侵、正当かつ事前の補償)
第17条 所有は、神聖かつ不可侵の権利であり、何人も、適法に確認された公の必要が明白にそれを要求する場合で、かつ、正当かつ事前の補償のもとでなければ、それを奪われない。
建太郎「うん。権力からの自由、自由権だな。その中でも、財産権の自由が重視されたと」
胡桃「そうね。王権に財産権を略奪されることのない自由と言う意味ね」
※問題は、ノベル時代社の肢別100問ドリルを利用しています。下記サイトから入手できます。
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