歯科矯正29週目‐4

ムカデ人間、始めて見たのが多分13か14歳の時。親が入ってたなんかのサブスクで見つけてR18の文字には気付いてたけど人がぐちゃぐちゃになって死ぬ系のホラーかな?と中二病の私はわくわくで視聴し、衝撃を受けた。
その衝撃は今でも続いている。影響は計り知れない。
仕事してて辛い時「ムカデ人間になるよりましだ」と思う。
高熱にうなされているとき「ムカデ人間になるよりましだ」と思う。
若く可愛いアイドルを見て「ムカデ人間になったら台無しだ」と思う。麦わら一味を見ても思う。政治家を見ても思う。ムカデ人間になる可能性を前に、権力も何も無力だ。
眠って朝起きた時、ムカデ人間になっていたらどうしよう。
いや「ジョニーは戦場に行った」状態になっていたらどうしよう。ムカデ人間より、こっちの方がリアルだ。リアルだし怖い。どっちがマシだろう。
一応動ける分、目が見え耳が聞こえる分、ムカデ人間の方がマシなのだろうか。でもムカデ人間になったら、何も見たくないし聞きたくないと思うのだろうか。
地獄の選択肢。
あなたはムカデ人間になるか、「ジョニーは戦場に行った」状態になるか。
私的には永遠に一人になれない点で、ムカデ人間になるのはすごくつらいと思う。
でもムカデ人間ならまだ、助け出され、医療の力で再起できる可能性がある。希望がある。
希望を持つのが望ましい状態と言えれば、だけど。

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