私目線のCDJ2324。つまり何が言いたいかって言うと、2024年はTAKUMAの毛穴を追いかける。

 こんにちは。大好きな初売りが終わり、遂に普通に社会が動き出そうとしていますね。大学の頃の同期に会ったのですが、お互いにダウンタウンDXでやってた星座と血液型による運勢が悪すぎたので、「今年は大人しくしてようね」と誓った。大人しくします。

 はのとです。初めまして。


 前回普通に10-FEETのことを書いたらすべてが終わってしまった。下手くそですね。もうそろそろnote始めて2年が経つというのに。そうそう、今書いて思い出したけど、初めて書いたのが大学2年の春休みだったので、ちょうど2年前だ。え、待って、違うじゃん。違う違う、3年前だ。は~~~~~~~ウケちゃう。まじか、3年も同じこと続いてるんだ。奇跡じゃん。


 そんなこんなで前方エリアで10-FEETを楽しんだ我々は、一旦ライブ会場の外へ。なぜなら、私の咳があまりにも止まらないから。興奮でね。バカ野郎が。病み上がりだから無理しないと誓ってきたはずが、思ったより10-FEETでマインドが動き過ぎたので疲れてしまったのでしょう。咳、咳、咳。あと普通に疲労。ご飯を食べたばかりなのにまたfood areaでゆっくり休むことにしました。まじごめん、恋人。

 一旦休憩しながら、朝迷って買えなかったけど決心がついたので買うことにした10-FEETの物販を見にいきました。「ここで待っててね」と言って一人で。私のための休憩なのに、自分の体調が戻ったら相手を放って行ってしまうなんて薄情ですね。本当にごめん。残りのポテト全部食べていいから。

 朝は残っていた可愛いキーホルダーが売り切れになっていた残念。そう、朝ね、ラババン買おうと思ったら売り切れてたの。だから他もいいやって思っちゃったんだけど、みんな持ってたタオルとTシャツが可愛くて購入してしまった。社会人だからいいよね。昨日謎の給与が振り込まれてたしいいよね。

 そのままクロークに預けて急いで恋人の元へ戻る。次に見たいと思っていたヨルシカが始まるまで残り10分。やばいやばい。急がないと。


 ヨルシカと言えば、大学1年生の頃に当時所属していた軽音楽部のライブで先輩たちがやっていて、そのとき聴いた準透明少年をすごい好きになってめっちゃ聴いてた懐かしい。そのあと大学3年のときに後輩に誘われてオムニバスでカトレアとあの夏に咲けをやったな。

 そのときはキーボードボーカルをやったんだけど、あの夏に咲けがめっちゃキーボードのリズムと歌合わなくて難しかった。脳を殺さないとできなかった。

 4年の頃にはまた別の後輩に誘われて、今度はギターボーカルで準透明少年、だから僕は音楽をやめた、心に穴が空いたをやった。ギタボ初挑戦だったからめちゃくちゃビビりながら練習してた。1年生だらけで緊張しちゃった懐かしい。

 そんな若干の思い入れのあるヨルシカ。同年のレディクレが初フェスだったらしく、CDJでもやってくれるの超ラッキーだったな。ワンマンに行くほどではないけど生で見てみたい、というアーティストが見られるのがフェスのいいとこ。そっからワンマンに誘導されることもぜーんぜん珍しくないしね。

 前半は知らない曲ばっかりだったけど、後半は知ってる曲もやってくれて嬉しかった。MCなしでかっこよかったな~。あと普通に歌上手声綺麗でたまげちゃった。歌い手あるあるだけど、ライブになると一部録音を流したり音外しまくったりみたいなのあるじゃないですか。でも、まあヨルシカはそもそも歌い手じゃないけどそういうの全然なくて、ぶれない音程と歌声にしびれた。

 すげかったね~と言いながらそこの会場を出て、次はフレデリックへ。踊ってない夜を知らないしか知らないけど、楽しそうだったから見にいった。元気いっぱいで強気のMCだったよ。昨年は朝一トッパーで尖ってて、今年はステージが小さくなって尖ってて、毎年大変だなと思いました。元気で何よりです。

 そのまま次はZAZEN BOYS。変だね。本当にZAZENは一貫して変で嬉しいよ。元カレに勧められてポテトサラダを知っていたけど、なんかちょっと気まずいから詳細は言わないでいる。向井秀徳はいつまでもずっと変でいてほしいな。ベースのおばちゃん、名前分かんないけどずっとスラップかっこよくて惚れちゃった。

 最後に本当はTHE ORAL CIGARETSを見るはずだったんだけど、出られなくなってしまったので代わりに出てくれたDJ和を見に行ったよ。ORAL爆音視聴会って本人が言ってたけど、私は彼自身のセトリの方が楽しくて好きだったな。DJってなんであんなに盛り上げるの上手なんだろうね。

 昔ビバラでDJダイノジを見たのが初めてのDJだったんだけど、知らない人と一緒に走り回ってハイタッチをして背中を叩くみたいなのが超超楽しくって、それからDJ好きになった。楽しい。

 今回は久しぶりだったな。めっちゃ楽しかった。本当はいつもなら最初にラジオ体操をやっているって聞いてなおさら好きになっちゃった。今回はおジャ魔女ドレミとジャンボリミッキーにすべてを持ってかれた。

 明日もあるし病み上がりだし各ステージのトリは全部知らないアーティストだったので、この日はここで退散。昨年は帰りめっちゃ混んで変なところから出された記憶があったんだけど、今年は混む前に帰れたからよかった。千葉駅にとっていたホテルに向かいがてらご飯を食べ、ゆっくり眠りました。大浴場があって時間的に貸し切りだったから疲れも癒せて快適でした。


 翌日起床し、ギリギリ予定の電車に間に合って会場へ。2日目は物販の受け取りがなくてスムーズで嬉しいね。昨日は本当に受け取りに時間がかかりまくって萎えたので、もはや事前予約しない方がいいんじゃないかとまで思ってしまった。

 トッパー夜の本気ダンスに備える。ちなみに私は全然知らない。知らないけど、昔軽音楽部のライブでめちゃくちゃ盛り上がったらしい。私は当時就活生、というか教員採用試験でそのライブ行けなかったんだけど、めちゃ盛り上がったようで楽しみにしてた。

 結果大盛り上がり。ドラムのポンコツMC面白かった。可愛かったよあのおじさん。あ、そう言えばこの日はCDJ史上初めて前説を見た。編集長が来て喋ってたよ。コロナ禍で開催されたCDJの話をしていて、普通に泣いてしまった。自分自身当時めちゃくちゃ辛かったから、コロナ禍の話を出されると確実に泣いてしまう。苦しかったね、本当に。音楽とお笑いに救われてたよ。

 夜ダンずっと楽しくてクラブ音楽みたいでノリノリ。楽しかった~。そのままおいしくるメロンパンを見たかったんだけど、ご飯のタイミングがなくなるから諦め。おいしくると言えば、高校2年生の頃にJAPAN NEXTというイベントで見た。SHE'Sとか感覚ピエロとかも出ていて、それ以来だったからこんなにおっきなステージに立つほどになったんだと勝手に感慨深くなっていました。誰?????


 休憩もかねてご飯を食べ、今日のメイン! 私の青春そのものと言ってもいいflumpoolへ。私のロックスターは細美武士なんだけど、一択なんだけど、私を邦ロックの世界へいざなってくれたのは君に届けだったんです。中学1年生の頃かな。友人に勧められて聴いたのが君に届け。それが初めて聴いた邦ロックだった。

 そこから当時流行っていたシルエットでKANA-BOONを聴いて、本格的にflumpoolにハマったのは高校生の頃だったな。無限に聴いていた。だから私の青春。タイミングが合わなくてずっと見られていなかったので、ここにきて初めて見られるのをめちゃくちゃ楽しみにしていました。

 前方が当たっていたので、余裕をもって前へ。上手側。最初の夜は眠れるかいめっちゃいいよね。上がる。flumpoolにしては珍しい曲調だけど、最初にああいうのやってくれるとまじで上がる。

 そっからも知ってる曲をたくさんやってくれて嬉しかった。最後の君に届けは、やっぱり私にとって思い入れの強い曲だったから本当に聴けて良かった~。他にも星に願いをとか、めちゃくちゃ聴いてたから懐かしかったな。


 次は恋人が見たがっていた神はサイコロを振らないを見た。今時の若いバンドって感じで、普段私は全然興味を持たないタイプのビジュアルだったから、すごく新鮮だった。ヒールを履いて髪を巻いた女の子がたくさんいて、庭の違いを感じた。

 話は逸れるけど、いつからライブ会場ってお洒落をする場所になったの? 私は諸事情で大学4年間ほとんどライブに行けなかったので、その4年間でコロナ以外に何があったんだろうと不思議に思っている。

 昔はさ、ライブと言えばスニーカーに低い位置での1つ結び、鞄は肌身離れないもので人に迷惑をかけない、という前提が当然のようにあった気がするんですよ。厚底やヒールなんてもってのほか、髪も結ばないと周りの人の邪魔になるじゃないですか。

 それが昨年のCDJで久しぶりにライブに参加したときに本当に驚いた。可愛い女の子が多すぎる。危ない。ヒールまじで怖い。髪の毛もすごい振りまいてるけどめっちゃ邪魔。あとオールスタンディングにおっきい鞄を持ってこないで。クロークがあるのだから預けておいで邪魔だから。

 そんなことをうっすらと思いながら見ていた神サイ。曲も歌もヒーリング効果がありそうな落ち着いた感じで、初めて聴いたけど結構好きな感じだった。今までビジュアルで通らなかったのがもったいないと思ったよ。聴いてから判断しないとね。でもファーストフィーリングで惹かれないのは結構大きいよね。

 楽しく神サイを見たあとは羊文学をチラ見した。すごい混んでて人多くて人気を実感しました。呪術の主題歌もやってるんでしょ? すごいよね。全然曲知らなかったけど綺麗で聞き入ってしまったよ。ドラムのセッティングがきもい印象が強くて見たかったけど、遠くて全然見えなかった残念。


 そのあとはおっきいとこに戻ってUNISON SQUARE GARDENとMy Hair is Badを続けて見ました。ユニゾンは昨年も見たけど、昨年CDJのあと三半規管をやられた原因の大半はユニゾンが担っているのではないかと勝手に推測しています。あのね、ギターとボーカルのHighをね、もうちょっと削ってもらえると身体にそんなに悪くない感じに仕上がるんじゃないかなと、思いますね。

 Highが上がっていると、結構キンキンした感じになるんですね。逆にLowを上げるとねっとりした感じになる。あ、主観ですよ。感じ方は人それぞれなのでそうではない場合も大いにあります。私はそう感じるっていうだけです。

 ユニゾンはハイトーンボイスと軽快なギターのサウンドが売りだと思うので、たぶんHighを削ると本末転倒ですね。でも大丈夫。今年はあなたたちのために高いライブ用耳栓を買ったんだから。正面からかかってきなさい。なんてね。好きな曲も聴けたし、体調も崩さず三半規管も元気なのでよかったです。

 マイヘアは大学1年生の頃にハマってよく聴いていた。グッバイ・マイ・マリーが1番好きで、リハで聴けて嬉しかったよ。本番でやんないのかとへこんだけどね。

 いや~、悔しい。大変不服ながら、泣かされました。大泣きした。なんかね、もう詳しいことは覚えてないんだけど、何度も何度も「大丈夫」と繰り返し伝えてくれた。椎木知仁の持つ根暗で卑屈な感じが、根暗で卑屈な私のような人間にはズコンと刺さるんです。悪口じゃないです。賞賛です。

 根暗で卑屈な人間でもこうやって日々を生きていくことができるんだと、彼はまっすぐに伝えてくれる。辛いことも苦しいことも、みたいなMCはいつも泣いてしまうね。

 そんなこんなで椎木の才能とセンスで溢れる抜群の音楽を浴びてから、Ivy to Fraudulent Gameへ。恋人に勧められて予習していたバンド。前方エリアが当たっていたのでノリノリで向かう。会場なんとスカスカ。前方エリアも埋まりきっていない。正直私も知らなかったので、これからのバンドだとワクワクしていました。

 個人的に、おじさん世代のバンドがすごく好きなんです。なんてったって細美武士がロックスターだもん。だから、これから出てくる若いバンドを見る機会が私だけではあまりなくて、教えてくれる恋人には感謝ですね。

 実際曲調はかなり好きな感じだったので、生で聴けてよかった~。でも途中機材トラブルか何かで即興のMCが求められたとき、あーこの人たちはこういうの慣れてないな…頑張れ…という気持ちになった。

 最終的には会場いっぱいの人になっていたので、これからもっともっと人気が出るのだろうなと思います。バンド名いっぱい言ってた。頑張れ。


 最後はHEY-SMITH。そう、私が好きな世代ドストライクね。おじさん大好き。ヘイスミは2018年のビバラで見たな。当時ハマっていてめちゃくちゃ聴いていた。でも高校卒業してからはあまり聴いていなかったので、かなり久しぶりの感じでした。そしてまさかの前方。周りは玄人ばかりでちょっと緊張した。

 始まってからはもう一瞬で、1曲の時間も短いから曲数あほみたいにたくさんやっていたけど、全部ずっと楽しかったな。周りの人たちのノリ方が慣れない感じでずっと緊張していたけど、こういうのも楽しいな~と考えていた。

 久しぶりに聴けた懐かしの曲もあって、あ~~これこれ~~と当時の感情を思い出していました。ナイス、JKの私。


 そんなこんなで病み上がりから駆け抜けた2日間。やはり音楽は人生において絶対に必要で、手を抜いてはいけなくて、素晴らしいエンタメだと再認識した。昨年のCDJが2018年のビバラ以来の久しぶりのライブで、「あ~ライブにはいかないといけないなあ」と義務を再認識したのですが、今年もやっぱり思ったよ。

 一時抽選のころからずっと「CDJくんさあ…今年へただよ…」などと頭を抱えていましたが、行ってしまえばやはり楽しかった。心がいっぱいに満たされる空間。好きが詰まった空間。大好きなバンドも、久しぶりのバンドも、初めてのバンドも、いろんなバンドを見られるのがフェスのいいところだよね。

 完全にCDJのターゲット層から私は外れてしまったのだな、と思いながらタイテを見ていましたが、好きなバンドを見にいけば、あ~同じ庭の仲間がいるよ~と安心する。今回はそれがが10-FEETだけだったけど、今後はまたその辺のバンドがたくさん戻ってくるといいなと思います。まあ私はCDJがJKのころからずっと大好きなので、きっと今年も締めはCDJになるんだろうな。

 2023年は1月12日DRAGON QUEST IIIのコンサート、5月28日BUMP OF CHICKENのツアーファイナル、6月4日DRAGON QUEST Vのコンサート、8月17日ELLEGARDENツアーファイナル(だっけ?)、そして12月29日30日COUNTDOWN JAPAN2324と、たくさんの音楽を浴びた。

 2024年は久しぶりにビバラも行きたいなって思うし、エルレかMONOEYESは1度見たいし、都合がつけば京都大作戦も行きたいし、BUMPはもう決まっているし、何よりも絶対に絶対にコレサワを見たい。とはいえ、CDJであまりにも10-FEETに脳髄を撃ち抜かれたので、2024年はTAKUMAの毛穴を追いかけたいと思います。


 以上、過去最大文字数でお送りいたしました。本年もどうか何卒。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?