私が春休みに成し遂げたこと 3年2組 すずきはのと

 私が春休みに成し遂げたことは、

 一つ目は、毎日勉強したことです。私は頭が良くないので、普通の人より時間をかけて丁寧に、沢山勉強しないといけません。教員採用試験となれば尚更、言ってしまえば上は東大生なのであって、勿論、そんな方々と渡り合おうなんておこがましいけど、同じ場所で戦うことをおこがましく感じないくらいにはなるべきなので、頑張っています。

 勉強は大変だし、辛いときもあります。でも、分かるようになったり、正解数が増えたりすると楽しくて、だから頑張ることが出来ます。例えば、教採の勉強を始めた夏は、ただ書いてあることを頭に入れるだけで、アウトプットでは全然覚えたことを使えませんでした。でも今は、過去問で7割まで取れるようになりました。目指しているのは9割なのでまだまだですし、3年生になると周りも勉強を始めると思います。だから、9割をこれからも目指して頑張りたいです。

 勉強に関連して、二つ目は、TOEICの勉強です。2月末にTOEICを受験することになり、それが決まったときから意識して勉強するようになりました。オンラインではないTOEICを受けるのはちょうど一年ぶりです。その前も一年間が空いていました。初めて受けたときは500点台。次に受けたら600点台。特別な勉強もしていないのに、と自分で不思議に思いました。

 でも、大学の授業の半分近くがオールイングリッシュなので、勝手にリスニングが上がったのだと思います。思えば、初めは先生の話すことの1割も理解できていなかったのに、一年間の大学生活で3割くらいは分かるようになりました。大学という環境に感謝です。それ以外にも、TOEICで点が取れるような教材を選んで授業を作ってくださった先生方もいたので、そういった方々のおかげです。

 という訳で、他人の恩恵を受けて100点以上点上げた前回から一年。今年は遠隔授業で特に何も得られたような気はしません。それに加えて、オンラインで受験したTOEICでは500点台に戻ってしまったのです。オンラインのものは信ぴょう性が薄いと言いますが、それでも流石にショックでした。だから、夏にもリスニングの練習はしていたのです。

 という訳で今回受験して、明らかにリスニングの聞こえ方が違うことに気が付きました。ほとんど何も聞こえないところから始めた私が、内容の3割は分かるようになっていたのです。結局3割止まりではありますが、問題によってはこれが9割まで上がったりします。自分が一番びっくりでした。勉強した分だけ、身になっていました。

 リーディングの方も、単語を勉強したから知っている言葉が増えて、読みやすくなりました。分かるんです、問題の意味が。すいすい解けた問題も沢山ありました。

 そして数週間後、確認した結果には、700点台の数字がありました。驚きです。信じられません。この私に、本当にTOEIC700点台の実力があるのかと。まだまだ500点台の気分だったからです。でも、結果は嬉しかったので報告すると、お父さんがご褒美を買ってくれました。嬉しかったです。

 三つ目は、早寝早起きです。授業があったころは、時間割に合わせた生活を送っていたため毎日起きる時間も寝る時間もバラバラでした。寝る時間は2時を回ることも普通にあったし、起きる時間は11時のこともありました。怠惰という言葉が似合う生活でした。

 だから春休みは、8時に起きて11時に寝ることを決めました。対して早くもない、かも知れませんが、私にとってのスタートとしてはちょうど良かったです。それを二か月間続けることが出来ました。今は、自然に7時から8時の間に目が覚めます。この生活習慣が身に付いたみたいで良かったです。

 早起きをしてよかったことは、朝日の気持ちよさを知ることが出来たことです。朝起きても、授業があったときはカーテンを開けませんでした。パソコンが太陽光で見えなくなるからです。それに、外の様子が見えるのが嫌でした。

 でも、授業がなければそんなこと気にする必要がありません。朝起きて眠たい目をこすりながら、カーテン「しゃーっ」とすると、朝日が私を照らします。これが本当に気持ち良いのです。あ、私って人間だったな、って、人間の尊厳を思い出したような気持ちになります。早起きをして一番得したのは、人間の尊厳を取り戻したことでした。

 四つ目にやり遂げたことは、今までの勉強や早寝早起きと比べると笑ってしまうようなことですが、ドラゴンクエストです。春休みになり、まずドラクエ1をプレイしました。2020年度は、特に4月から5月は大学がなく暇だったので、永遠にドラクエをしていました。11→5→4→6→8→7→11という感じです。つまり、ロトシリーズ以外はほとんどやってしまいました。

 だから、永い眠りについていたwiiを叩き起こして始めた訳です。1→2→3とプレイをして、その後に11をやりました。感慨深かったです。

 でも本当は、2と3はやり終えられませんでした。2は私の忍耐力の問題ですが、3はやむを得ない事由があったのです。それは、この令和の時代にも関わらず、ぼうけんのしょが消えたからです。消えたというよりは、戻ったという方が正しいでしょう。とにかく、一生懸命に賢者を育てていたというのに、ある日ゲームを始めると、そこにはどうしようもない遊び人しかいませんでした。どうしても立ち直れなくて、私は勉強をして気を紛らわしました。そして、11を始めたのです。

 春休み、私は遂にロトシリーズにも手を出すことが出来ました。クリアこそしませんでしたが。今度は頑張りたいと思います。でも、まだ心の傷は癒えていないので、もう少し時間がかかりそうです。

 長い二か月の春休みを通して、私は沢山のことをやり遂げることが出来ました。中にはやり遂げられなかったこともありました。でも、こんなに沢山のことに挑戦できた自分を褒めてあげたいです。褒めてほしいです。

 4月から、また大学生活が始まります。来年度は一部大学で授業を受けられます。オンラインもあるけれど、大学に行けます。だから、春から始まるゼミを始め、一生懸命頑張りたいです。

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