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【またも衝撃トレード】ATLケルニック爆誕!&ようこそゴンザレスとホワイト

どうも、ハーノです。
今回はブレーブスがマリナーズとの間で成立させたトレードについてまとめていきたいと思います。

①衝撃トレード!ATLケルニック爆誕!

ブレーブスについては、アンソポロスGMの動向が様々な動きが記者の口から出てくる中で、様々な予想が為されていました。
しかし、アンソポロスGMはウインターミーティングを前に、それらの情報のほとんどは事実ではないとコメント。そしてウインターミーティングを翌日に控えた日本時間12月4日、早速まさかのトレードを、またしても記者たちの目をかいくぐって成立させました。

トレード内容は、ブレーブスが獲得するのが、ようやく開花の兆しを見せた元「マリナーズの希望」の外野手ケルニック、イニングイーターとして定評がある先発左腕ゴンザレス、デビュー前契約を結ぶも活躍できずに苦しんでいるホワイトの3人です。ブレーブスは更に金銭も獲得しています。

一方で放出されるのが球団内プロスペクトの剛腕投手フィリップスとこのオフにロイヤルズからライトとのトレードで移籍してきたコーワーです。

なんだかんだで日本人からの知名度が高いケルニックですが、まさかのブレーブス移籍となりました。

トレードの詳細はこちら↓

②獲得・放出選手と目論み

まずはジャレッド・ケルニックからでしょう。2018年のMLBドラフト全体6位でメッツに入団し、その後マリナーズにトレード。マリナーズファンからの期待は非常に高く、マリナーズの希望と呼ばれていたケルニック。デビューして2年間は苦しみましたが、今季はようやく開花の兆しを見せました。
マリナーズの本拠地T-モバイルパークはMLB屈指のピッチャーズパークであり、その中で105試合に出場し、パワーを発揮して11本塁打、OPS.746をマーク(ちなみにTモバでは55試合でOPS.700と他球場に比べると苦戦しています)。三振も多く、波もありますが、当たればTモバでも飛距離のあるホームランを叩き込むパワーがあります。
また、印象的な場面での活躍も多く、マリナーズファンに愛された選手でした。
ブレーブスでは球場もニュートラルパークのトゥルイストに変わりますし、パワーもより発揮できるはずです。
ブレーブスは球団OPを破棄してFAになったロサリオの代わりにケルニックを獲得したようです。ロサリオが142試合516打席 WAR1.1、ケリニックが106試合416打席 WAR2.0なので、悪くない強化だと思います。また、2028年まで保有権があるのも良いポイントですね。
レフトにコンバートとなったグリッソムのライバルにもなりますし、頑張ってほしいです。またこの補強によって、グリッソムをショートで使う柔軟性も残す事ができました。

続いて、マルコ・ゴンザレス。ゴンザレスは長年マリナーズ投手陣を支えてきた技巧派左腕のイニングイーターです。衰えは隠せない部分もあり、今季は故障で10試合しか投げられなかったものの、健康体ならばイニングをしっかり食える丁度いい5番手投手となります。
今季4、5番手に悩んだブレーブスとしては、この手の5番手は有難い存在と言えるでしょう。
年俸12Mは少し高いようにも感じますが、今季のFA市場を考えると、そこまで高くはないかもしれません。
また、ブレーブスは彼をトレードで転売することを考えているという情報もあり、もしかすると今後も注視すべき存在になるかもしれません。
ちなみに行使される可能性は低いでしょうが、25年も15Mの球団OPがあります。

最後はエバン・ホワイトです。
マリナーズと6年24Mのデビュー前契約を結び、デビューした2020年は打撃に苦しむも短縮シーズンながらGG賞を獲得しました。しかし翌シーズンは打撃不振の上に故障で6月でシーズン終了。以降2年間はMLBで姿を見せる事はなく、マイナーでもほとんど見ないという状態。彼の契約を引き取る事で、ブレーブスはこのトレードの対価を抑えたようです。
ちなみに、ホワイトの年俸は来季が7M、再来年が8Mと球団OP破棄のための2M、合計で2年17Mとなります。

また、ゴンザレスとホワイトの契約を引き取るブレーブスは、来季の2人の年俸の約20Mのだいたい4分の1に当たる4.5Mをマリナーズから受け取りました。

一方で放出したのはブレーブスの球団内プロスペクトの1人であるコール・フィリップスと、今季オフにロイヤルズからトレードで獲得した元プロスペクトリリーバーのコーワーです。

フィリップスはTJ手術の影響でこの2年間は投げていませんが、素質は強烈なものがあり、ものになればチームにしっかり貢献してくれるはずです。ドラフト指名されて、ブレーブスではマイナーですら1度も投げずに移籍になったのは少し残念ですが。

コーワーも素質は高いものをもっており、投手の扱いが上手いマリナーズに行けば開花する可能性もあります。個人的には結構楽しみにしています。

③今後の補強の方針

さて、これにてブレーブスの補強の方針はどう変わるか。
まず、アンソポロスGMはレフトの補強は終了したとコメントしたようです。今季は3AでOPS9割台をマークしたブレーブス期待のプロスペクト、グリッソムとケルニックがレフトを争う事になりそうです。

そして先発に関しては、未だFAとトレードの両睨みで動いているようです。ロペス獲得で補強資金を消費したのではないかという予測もありましたが、今もアンソポロスGMは補強資金の猶予をアピールしており、それを考えるとFAで獲得する事をメインに考えているのかもしれません。
またトレードに関しては、ブレーブスが必要としてるのは複数年保有可能な上級のスターターであり、そのような投手をトレードで獲得するとなると、今のブレーブスのファームでは他球団に対抗することは不可能、もしくは再び焼け野原にするほどでなければ難しく、将来的なローテの必要性を考えると、これは難しいように思われます。
イニングイーターを任せられるゴンザレスを獲得したため、補強は来季に回すという可能性もありますが、ゴンザレスをまたトレードするという予測もあり、それが事実ならやはり今季中に補強が必要になります。

ただ、ゴンザレスの噂にしても何にしても、現状は大手の記者ですらブレーブスの情報はまともに掴めていないのが現状です。
アンソポロスGMは「ほとんどの記者の情報は事実と異なっている」とコメントし、特に具体的なオファーの情報も「間違っていた」と否定。挙げ句の果てには「時間の無駄」とまでコメントしています。
今回のトレードも、ギリギリまで漏らす事なく成立させました。ブレーブスの情報統制能力の高さは異常なものであり、アンソポロスGMのコメントからは大物記者ですら撹乱されてガセ情報を掴まされているのが現状である事が分かります。アンソポロスGM自身も、情報統制能力の高さには自信を示していました。

つまり、ブレーブスの動きはもはや予測不能であるという事です。ゴンザレスのトレードの噂も、どこまで信用できるかは難しいところがあります。
どうなるかは、アンソポロスGMにしか読めないようです。

④今回のトレードの総評

一言で言えば、悪くないトレードだと言えると思います。
決して多くない対価で、複数の穴を埋める、もしくは埋める可能性のある選手を獲得できたと思います。
ケルニックは期待が持てますし、ゴンザレスも年俸は高く感じますが、イニングイーター5番手としての可能性を考えると、仮にトレードなどで上手く処理できなくても、ローテの保険になります。
ホワイトの契約が少し重いですが、トレードの条件を考えると仕方ないかなと思います。
また、ゴンザレスがあと1年、ホワイトがあと2年なので、我慢できるところではありますね。一塁の守備が上手いので、オルソンの守備のバックアップにはなるかもしれませんね。

⑤まとめ「ブレーブスへようこそ」

兎にも角にも、ブレーブスに来てくれたこの3選手。移籍して来るからには、期待したいです。頑張ってほしいですね。

ようこそ!ブレーブスへ!

ブレーブス公式も歓迎!↓

それでは、今回はこの辺りで締めくくりたいと思います。

それでは、また!



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