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健康のために今買いたくないラガバンを買う。

《敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer》を、この春に買うのは間違いだ。」と、購入した今でもそう思う。

モダンホライゾン2で登場したこの最強1マナ生物は、レガシーで許されるわけもなく禁止となるが、1万円前後というレンジの価格を行ったりきたりしていた。

買いたい理由と買いたくない理由

モダンでカウンターモンキーを使いたいのに、どうしも機械兵団の進軍 多元宇宙の伝説で再録されるラガバンを、買いたくないと3月から思い続けてきた。

再録されたら「どうせ兄弟戦争の時のモックス・アンバーのように下がるだろ。」そう思っていたのに、どうも値下がるペースが遅い。

初動8000円で即売り切れ、その後は9000円台となり再び8000円前後になった今、海外相場もおおよそ60ドルぐらいで近い値段になった。
さらに下がって7000円ぐらいで買いたいのが本音だけど、今買おう。

今買わないと健康被害がでる・・・


「最近サイクリングとMtgサボってない?」


3月に横浜で開催されたコンベンションのモダンオープンで思いの外勝てて、燃え尽きたのかMtgから距離を置いてしまっていた。

また最近知人から「めっちゃ痩せたやん!」とか言われたり体重も落ちたため、Mtgもサイクリングへの内的動機が薄れてきていた。

「ラガバン安くなったらまた練習のためにチャリでショップに通うよ」

そう自分に言い訳をして、2ヶ月経った頃、ふと気づく。
Mtg触れてなさすぎて下手になってるし、最近サイクリングの頻度が減っている。体重も落ちてないし食事もあんまり気にしなくなってしまった。

「サボってない?やっぱりサボってるな俺・・・こんなんじゃ上手くなれないし、不健康に逆戻りだ。」

せっかくの上手くなりたい一心でチャリでショップに通い。その結果で運動ができているというポジティブなスパイラルの破綻である。


迷う理由が値段なら買え。
買う理由が値段ならやめとけ。

この名言はどこで聞いたかは覚えていないけど、今の自分の背中を押すには十分だった。

値段が安くなったからラガバンを買うのではない。カウンターモンキーというデッキに興味があるし、組めばモチベが上がってチャリでショップにまた通い出すから買うんだ。

カウンターモンキーを握って楽しめて、健康まで手に入るなら安いもんだ。それだけの価値は十分にある。

「ラガバンを買ったのは間違いじゃなかった。」そう心から思えるように、晴れる屋に3-0リストを載せるのと体重減少を目指して練習しよう。

届いたラガバンをスリーブに入れながらそう固く決意した5月のある日。

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