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独創力に勝つワザップ(裏技)を求めた話

「モダンの青白コンで独創力に勝つワザップはないですか?」

そうつぶやいたのは、よく行くショップの休日大会。開催フォーマットはもちろんモダンだ。

モダンは元々一番好きなフォーマットだった。だけど2022年の福袋で手に入れた日本画イラストのぶどう弾に魅了され、レガシーにうつつを抜かしているうちに、全然モダンをプレイしないでいた。そんなこんなでヨーリオンが禁止となったり、トライオームや版図により多色化が進むという2022年が幕を閉じていた。

今現在レガシーにハマっているかというとそうではなく、統率者やパイオニアのほうがやる気があるのではないかと思う。なんと熱しやすくい冷めやすい性格だろうか。

そんな性格のため今年は、モダンもしっかりやろうという急速に上昇した熱にまかせて組んだのは青白コントロール。パイオニアやレガシーの青白コンのパーツを流用できるため、お安く組めるはずが、「組み換えめんどくさいしサメ台風のSecret Lair版とか最高だから買い足そう。なんならショックランドは宇宙土地でしょ!」と無駄に拘ったデッキが気づくと組み上がっていた。

青白コンを握り挑むはモダンの休日大会。参加費が1000円で参加賞で500円のシングルカード割引券と何かしらパックが貰えるという実質参加費無料な大会だ。しかも予選ラウンドを突破してシングルエリミネーションに進めば最低1000円の割引券が貰え勝ち進めば更に割引券が貰える。


久々のモダンの大会だけど、根拠のない尊大な自信を胸に1回戦、2回戦をストレートで勝ってしまい「今日ちょっと早く帰りたいんだけど、予選突破してしまったら遅くなっちゃうなー」と、過膨張した自信が3回戦目と4回戦目で独創力デッキに連敗して爆発四散した。

前置きがながくなったけど。そんな時につぶやいたツイートが冒頭の独創力に勝つワザップ(裏技)を求めたものだ。

1回戦目のカスケード、2回戦目のハンマータイムには致命的なコンボは対応でき勝利した。独創力デッキもタイタンヴァラクートに独創力が入ったデッキを私自身、使っていた時に打ち消し呪文が辛い時あるなと感じていたこともあり、「まぁ勝てるやろ知らんけど」と楽観視していた。しかし実際に3回戦目で対面してみると・・・

フェッチランドやショックランドで傷ついたライフを攻め立ててくる《ドワーフの鉱山/Dwarven Mine》から駆けつけてくるドワーフ。
放置したくてもできない土地を伸ばせる最軽量PW《レンと六番/Wrenn and Six》。1枚で何アド取る気なのかわからない《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》。執政官を墓地に送りつつ速攻まで付与できる置物《苦々しい再会/Bitter Reunion》。軽すぎるリアニメイト呪文《頑強/Persist》。ドワーフを犠牲にデッキから直接大物を出すこのデッキの名前を冠する《不屈の独創力/Indomitable Creativity》。墓地から釣らなくてもデッキから直接だせなくても、手札から唱えて場に出すだけで強い《残虐の執政官/Archon of Cruelty》。「なんて脅威が多いデッキなんだ!?1枚や2枚防いでもどうとでもなってしまう」というのが第一印象。

どうプレイングするのかわからず0-2の後、4回戦目でも当たる独創力デッキ。勝てる未来が一切見えない相手だけど、何かつかめれればと思いない頭を全力でフル回転させ立ち向かってみた。しかし奇跡は起きず、予定調和なのかと思える2度めの0-2。

リア二や独創力から踏み倒し防ぐことにリソースを割いた後に、手札から出されるの執政官はとても強い。

勝てる未来が見えないのは未熟なプレイングが大前提ではあるけど、独創力との初マッチで感じた「こんなの絶対勝てない、相性が悪い」という思い込みにより、思考が停止し勝ち筋すら見えなくなっている可能性も考慮して相手に尋ねてみた「青白コンって独創力に対して結構厳しかったりしますか?」と。そして帰ってきた返事は「《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》で独創力から出す時に追放されると釣ることができなくて負けることもありますけど、対応しないといけなカードが多いから相性は厳しいと思います。」

思い込みだけの問題ではなかったか・・・

とても相性の悪い相手ではあるけども絶対に勝てないわけはない。何かしら勝つ方法があるだろう。《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》を使うたタイミングが間違っているかもしれない。こちらの序盤の脅威がなく悠長すぎるのも問題だから何かしら軽い生物を入れてクロックパーミンションみたく動けばあるいは・・・。手札から執政官を唱えられた場合は《緻密/Subtlety》でバウンスできるかもしれない。それこそ独創力デッキが特にきついのなら《万物の姿、オルヴァール/Orvar, the All-Form》を採用するというのはどうだろうか?


《万物の姿、オルヴァール/Orvar, the All-Form》であれば独創力X=2で執政官を2体並べられてもオルヴァールを捨てることで相手の執政官をコピーできる。コピー執政官で相手の執政官Aを除去でき返しのターンにコピー執政官で殴れば相手の場は更地となる。緊急時にドロー呪文で探せば、捨てるだけなので実質0マナで対応ができる。入っているリストはあまり見ないけど採用する価値はあるのかもしれない。

新年初のモダンの大会でいきなりワザップを求める結果にはなった。久々に出るフォーマットの大会で成績が微妙なのはいつものことだ。勝っている時はもちろん楽しいけど、好きなデッキで負けてどうしたら勝てるのか試行錯誤するもの楽しいものだ。

独創力デッキに勝てるように青白コンを使い倒してみよう。モダンへの熱が冷めるまで。





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