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青白コン奮闘記 VS Mono black coffers(陰謀団の貴重品室コントロール)

先日、モダンの大会であるデッキと初対面した。

1ターン目に沼、2ターン目にヨーグモスの墳墓アーボーグ、そして3ターン目にセットされる陰謀団の貴重品室。

「あっこれは前にMOの5−0リストで見かけたやつ?確かモノブラックコファ??」

Tier1とは言えないけど時々5−0リストが載っているデッキ。トライオームや力線の束縛により、多色化しているモダン環境で黒単色という渋いデッキ。

その名はMono-Black Coffers。
Coffersというのは陰謀団の貴重品室を指す。
基本土地の沼だけでは足りないとばかりに採用されたヨーグモスの墳墓、アーボーグにより沼と化す廃墟の地や爆発域などのユーティリティ・ランド。それら沼カウントに応じた黒マナを生み出す陰謀団の貴重品室の姿は、さながらニクスの神殿、ニクソスか、それともガイアの揺籃の地か。なぜか伝説ではないため2枚並ぶともう使いきれないほどのマナが出る。

豊富なマナから繰り出されるのは大いなる創造主、カーンとウィッシュ・ボードから出てくるその場に応じたアーティファクト。隔離するタイタンなんかを出されたらもう多色デッキのマナ基板はズタボロでぐうの音も出なくなる。

そんなデッキにどう立ち回ればいいか皆目検討もつかなかったため、次対面した時は少しでも対抗できればいいな、そう思ってる。

今回は対戦の振り返りみたいなことをツラツラ書きます。


お相手が陰謀団の貴重品室を出した瞬間、「あっこれ5−0リストで見かけた奴!」と思いはした。だけど最初にリストを見かけた時にカーンが入っていることと、Coffersが貴重品室ってことがわかった瞬間リストをみるのを辞めてしまっていた。そんな過去の自分を責めつつ進行した1戦目。

ランプデッキだからPWでさっさとマウントを取ろうとするも絶望招来によりPWを除去されつつアドを稼がれ、トーラックにより2ハンデスされ、カーンから隔離するタイタンの出た時と場を離れた時効果により土地を0にされるという見事なまでの負けっぷり。



「力線の束縛のための多色化でタイタンがきつい、これが発展の対価か。」

相手のサイドボードはどんなものかわからないけど、カーンが入っている。ある程度ウィッシュボード枠となっているからメインとほぼ変わらないかもしれない。ハンデスを増量してくるかも?と仮説を立てた。


そうして行ったサイドボーディングはこうだった。

至高の評決−2 神聖の力線+2
虹色の終焉−2 広がりゆく海+1 緻密+1

全除去を打たないといけないタイミングはなさそうなので、ハンデス全般と絶望招来をシャットアウトできる神聖の力線2枚。
早いクロックを出して来ないだろうから虹色の終焉を減らして、貴重品室へのせめてもの抵抗で広がりゆく海と、序盤にクリーチャーで攻めるために緻密を追加した。



こうして始まった2戦目。
初手には神聖の力戦と精神を刻む者、ジェイスがある。
黒単が力戦を排除する手段も限られているから、ジェイスで勝ちにいけるからキープする。


「ゲーム開始前、神聖の力線を出します」と意気揚々と力線を置いてスタート。
もろたでこのゲームと思っているところに置かれる爆発域。

「あっ数ターンしたら破壊される・・・」
完璧かと思われた守りが崩れる音が聞こえる中、ハンドに駆けつけるもう一枚の神聖の力線。独創力デッキの残虐の執政官憎さにサイドに入れた2枚目だ。
爆発域で破壊されたら相手ターンをカウンターで防いで返しに再設置することにした。

安心できたのも束の間。飛んでくるのは大群への給餌。
黒に許されたエンチャント破壊カード。
墓地に行く力線を眺めながら「そんなカードもあったな」
力線の束縛が闊歩する今のモダン環境。エンチャント対策カードを取らない理由がない。

相手の豊富なハンデス手段への対応策がなくなった今。
極寒の地に丸裸でいることと変わりはなく再びハンドを空にされた。
その後は、陰謀団の貴重品室から生み出される潤沢なマナからカーンが着地して、隔離するタイタンも着地。
それでも有り余るマナ。なんてマナ加速だ。トロンよりもマナが出ている。

Mono black Coffersとの初対戦はストレート負けで終わった。



対戦後にどういう動きをされると辛いのか尋ねると、やはり早い段階でのクロックだそうだ。

緻密や孤独、サメ、放浪皇でさっさと殴って行くしかないかもしれない。
私のリストでは不採用だけど、カヒーラも必要となってくるのかもしれない。
順調にビートダウンできたとしても不憫な悲哀の行進で除去and回復されてしまう可能性もあるけども・・・。

カウンターでクロックを守れればワンチャンあるかも?

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