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【フライタイイング】CDCカディスの作り方

フライフィッシングをするなら、自分でフライを巻くことも醍醐味のひとつ。私たちも、フライフィッシングを始めると同時に自分たちでフライを巻くようになり、少しずつレパートリーを増やしています。

今回は、その中でドライフライのCDCカディスの作り方を紹介します。


CDCカディスとは

ドライフライの定番と言えるエルクヘア・カディス。そのエルクヘアをCDCという素材に変えたカディスパターンがCDCカディスです。

CDCはアヒルのお尻という意味

CDCとは、Cul-de-Canard(コル・デ・カナード)の略で、フランス語でアヒルのお尻を意味します。そのしっぽと胴体の間の羽がフライタイヤーの間で人気となり、ドライフライを作るときによく使われる素材となったそうです。

エルクヘアとCDCの違い

エルクヘアとの違いは、色が豊富なことです。川によってカディスの色が違う場合に、マッチ・ザ・ハッチという観点で、色の選択肢が広がります。

浮力の面で言うと、エルクヘアの方が浮きやすいと言われますが、CDCの毛は繊維が細かく、より虫っぽさが出せるという違いがあるので、好みで使い分けるとよいですね。

左がエルクヘア・カディス、右がCDCカディス

使用した素材

  • フック:Daiich ニンフフック #12(#12〜16)

  • スレッド:Danville フライマスター ワックススレッド 70 Denier(ブラウン)

  • ボディラップ:フラッシャブー

  • ホットスポット:Wapsi Antron スパークル・ダビング(ホワイト)

  • ボディ:Wapsi SLF パターン・ブレンド・ダビング(レッド・フォックス・スクオール)

  • ソラックス(胸部):Orvis ブレンド・ファー・ダビング(フォックス・スクオール)

  • ウィング:Nature’s Spirit CDC(ライト・チヒル)

なお、メーカーや素材が多少違っても同じように作ることができるので、似たような素材があれば代用可能です。

作り方

1. 糸をフックシャンクの曲がっているところまで巻いていきます。

2. フラッシャブーを1本だけ切り取り、フックにしっかりと固定します。

3. スパークル・ダビングの白を少量巻き、お尻の部分を作ります。

4. 胴体にレッド・フォックス・スクオールのダビングを少量巻きます。

5. フラッシュブーを胴体に巻いて虫の関節を作っていきます。

6. CDCの羽を2枚重ねて、先端の部分を合わせます。

7. 2回ルーズラップをしてCDCを軽く固定してから、引っ張るようにして長さを調整、長さを決めたらしっかりと固定をしていきます。

8. CDCを反対側に折り返して糸で固定し、折り返した部分は羽の形になるようにカットします。

9. 最後に、フォックス・スクオールのダビングを巻き、ウィップフィニッシュして完成です。

動画解説

動画でもちょっとした豆知識を加えながら、わかりやすく解説しているので、参考にしてみてください!






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