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ゆびをふる

前回は強者の暴力の話でした。
名前は言いませんが108-130-95-80-85-102のポケモンはげきりんを持ってもいいし、みがわりやがんせきふうじ、果てはステルスロックを持ってもいい。強さは選択肢を生みます。

では弱者……とまでは言いませんが村に慣れていない初心者や、どこか決定打に欠けるプレイヤーは勝てないのでしょうか。
そんなことは無いです。そういうプレイヤーにだけ許された技(村人の時限定)があります。
ゆびをふるです。

なんのこっちゃという話ですが。
要するによくわかんねぇ朝一文章を出されて、そのヤバさで村認定されて狼がロジックで殴り合いさせてもらえずに死ぬパターンの奴です。

というか、割りとマジで狼側からすれば村人にゆびをふるは使われると死ぬほど困ります。
しっかりと視点と推理を持っているようなプレイヤーはだいたいやることも想像の範疇です。正々堂々と殴り合うだけです。

ただゆびをふるヤツが最後の方に残ると何が起きるか予測不能なのです。
最終日前夜に殴り合う為にボクシンググローブ付けてシャドーしてイメトレ。準備万端。
しかし朝になったらなんか相手はテニスラケットを持って来てた。
こうなると殴り合いになりません。まずルールのすり合わせから始まります。
ラケットならまだマシな部類です。
村が気合を込めて書いた文章が全体を見てみると怪文書になってたりします。
その中には時々とんでもない爆弾発言が載ってたりすることがあります。
最悪朝一の文章のぶっ飛び方具合では

こうなることもあります。狼の悲哀。

そして判断役が最終日にテニスラケットやロケットランチャーを持ってきたヤツの思考経路を辿ると「……この人言ってる事とかはすげぇズレてるけども……LWでこんなよく分かんねぇズレ方するか……?」とかに辿り着かれる事がよくあります。

正解が見えている狼ではやりにくいような視点のズレ方をしていたり、仮にそれを狙ったと仮定してもこれまでの発言を見るにそんな計算をやってくるような狼には見えなかったり。

これまでのひ弱ではっきりしない灰という立ち位置から、一気に信頼は出来ないけども信用は出来る村人にジョブチェンジされます。

ここまで村側にとって都合の良いことばっか言いましたが、ゆびをふるは所詮ゆびをふる。とんでもない上ブレを引く時もあれば普通に下ブレして沈むこともあります。
ただまぁ。全力で上ブレを引かないと勝てないよ~という村はよくあるので。
とりあえずわかんないよ~と村人はパニックになる前に考えていることはできる限り書くことにしましょう。
判断役はちゃんと見ていてくれてます。
信じてもらいたいのならまず先に判断役を信じて全力で書きましょう。
それはそれとして判断役の胃はフリーフォールになりますが。あんまり判断役をいじめないように。


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