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専門家目線になる漢方薬の使い方

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漢方薬の知識を深めたい登録販売者の方向け。ドラックストアなどで漢方薬をスムーズにご紹介するための、それぞれの漢方薬の解説や似たような漢方薬の使い分けをご紹介しています。
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専門家目線になる漢方薬の使い分け14〜ストレス対処の方剤〜柴胡剤②

前回に続いて、『柴胡剤』についてご紹介いたします。 今回は、『実証タイプ』に合う漢方薬2…

専門家目線になる漢方薬の使い分け13〜ストレス対処の方剤〜柴胡剤①

些細なことでイライラする・寝つきが悪い・すぐに怒ってしまう・ため息ばかりつく・疲れやすい…

専門家目線になる漢方薬の使い分け12〜ダイエットに使える漢方薬〜防已黄耆湯

中医学で考える肥満のタイプ3つ 中医学で考える肥満のタイプは、3つあるというお話をしま…

専門家目線になる漢方薬の使い分け⑩ダイエットに使える漢方薬〜防風通聖散

中医学で肥満を考える 中医学では、胃腸のはたらきが正常でないため、食べた飲食物が体の栄養…

専門家目線になる漢方薬の使い分け⑨ 〜『桂枝湯』と『桂麻各半湯』

春休みも終わり、新年度の始まりですね。 今回は、前回ご紹介した麻黄湯に続いて、風邪の時に…

専門家目線になる漢方薬の使い分け⑥〜花粉症〜

そろそろ本格的に花粉症のシーズン到来ですね。 ドラックストアなどでも、花粉症の薬が勢ぞろ…

専門家目線になる漢方薬の使い分け②〜当帰芍薬散と加味逍遙散〜

ひきづづき、女性の三大漢方薬について詳しく見ていきましょう。 今回は、『当帰芍薬散』と『加味逍遙散』を比較してみます。 大まかにいうと、 『血虚』『水滞』の症状がめだつ時には、当帰芍薬散 『気滞』の症状がめだつ場合には、加味逍遙散 となります。 当帰芍薬散の中医学的解説 『血虚』が前提にある時に用いるのが『当帰芍薬散』です。 全身性の血虚のために滋養できずに栄養失調になると、特に肝や脾の働きが悪くなります。 肝のはたらきが低下すると、さらに脾のはたらきに影響して

専門家目線になる漢方薬の使い方①〜女性三大漢方薬の使い分け〜

女性の3大漢方薬、『当帰芍薬散』『加味逍遙散』『桂枝茯苓丸』 この、3つの漢方薬の使い分…