自分メモ

田舎に来て、最初は頭を空っぽにして地域をうろうろし、へらへらと出会った人たちと会話し、その後のこの3年くらいは実際の仕事も伴いながらも、この地域で何ができるかを検証する期間だったといえる。この地域の特徴や人々の行動・気質を知り、数量的な感覚と自分と共存する人々を把握し、自分に可能な行動範囲や内容、必要労力を掴み、自分で興す仕事がどの程度の規模までどのくらいの費用や人手で実現可能かを想定し、何より自分が本当にやりたいことを見極め、自分が向き合っていくことを絞っていく作業を思いつくままにできる限りやってみた、実験と検証期間の3年間。来年からはそれを実働に移し、本チャンに乗せていく段階へとシフトする。のだ。ぞ。

クラフトなのかアートなのか、そこに線引きや理由がなく、表したいと思ったことに手が動く。単にクラフトの商品制作だったり、クラフトの手法も使ったアート的な商品とか作品とかの制作だったり、クラフトの手法を使ったりクラフトとは全く関係なかったりする商業ベースとかではない、ただ表現すること自体が目的の制作だったり。どれも今は削り落とせず抱えていて、やってきたものをやっていくという段階の自分にある。その先はわからない。迷いやうろうろや実験やごちゃごちゃを脱して、いい加減本番に移らねばと感じている段階。

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