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52ヘルツのクジラたち

このタイトルの意味、読むまで分からなかったです。
どうやら52ヘルツというのは生物には聞き取れない音域らしく、
助けを求めても誰にもその声が届かないという悲しさを表現したものらしいです。

そして、今回も恋愛や毒親、そして浮気により望まれずに生まれてしまった子供が焦点になる物語です。
これ、なんなんでしょうね。
もちろんこれはフィクションです。現実とは関係ありません。
しかし、現実ではこのような悲劇がたくさん生まれています。
結婚しても子供を幸せにする覚悟がなければ、絶対産んではいけないと感じますね。
つくづく恋愛や結婚とは無縁な立場からすると、本当に愚かなことにしか思えません。
しかし残念ながら世の中の一定数はダメ男(女)に惹かれ、それで満足すれば良いのに、なぜか避妊せずに子供を産んでしまうんですよね。
そこで産まれてしまった子供は当然、邪魔な置物にすぎません。
子供を産む以前と同様にダメ男(女)と愛を育みたいのに、横に邪魔な置物が存在している、いつも視界に入る。
そうなると当然虐待に走りますね。

そしてその子供も不運にも?親になったら虐待をする人が多いみたいです。
私の周りではそういう人はいません。
しかし、離婚している親の子供が家庭を持つとその子供も離婚しています。
負の連鎖です。
なぜかそういう人同士で惹かれるみたいです。

今回の物語に出てくる主人公(アラサーの女性)も男に捨てられたり、ダメ男に引っかかるケースでした。
そして案の定母親は浮気で(娘)主人公を産んだ子供です。
そして祖母も母親を産んだ時は浮気の男でした。
もうこれは家系ですね、笑っちゃいます。
主人公も同じ過ちをするのでしょうか。

無駄に容姿が良いと恋愛市場に参加する権利が与えられますが、その分トラブルに巻き込まれるリスクも増えますね。
主人公も障害者や容姿が醜かったら今回のような悲劇は産まれなかったのかもしれません。

これは障害者の弱者男性による嫉妬でもありますね笑
本当に恋愛市場に参加する権利すらありませんから。
30代以降の男の恋愛市場の最低条件は正社員であることです。
もうこの時点で障害者の9割以上は除外されます。

これはあまり女性にはピンと来ないででしょうね。
いつでも庇護の対象になれるのでしょうから。
男女の自殺率を見ても分かります。

バブル崩壊期、リーマンショック時では男性の自殺率は急増しているのに女性はそんな伸びていないですよね。
それはやっぱり女性が男の庇護下で経済的に保護してもらっているからでしょう。
女性からの反発がめんどくさいのでこの辺にしておきます。

話題がかなり逸れましたね。
この小説の感想としては感動を狙ったのでしょうが、主人公の浅はかさ、そして嫉妬の感情のほうが大きかったですね。
あんなに容姿にも周囲の友人にも恵まれているのに愚行を犯すのかと。
主人公は「もう過ちを犯さない」と言っていますが、恋愛市場に参加する資格がある限り何度でも犯しますよ。
でも、良いんですそれが人間だからという人が多数派でしょうが。

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