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黄昏の岸、暁の天

十二国記の最新刊まで近づいてきました。
ようやくここまで来たかって感じです。
他国の王と麒麟を助ける物語です。

そもそもこの世界では他国に干渉することはあまりないらしいですね。
理由はこの十二国記を支配する天帝の絶対的なルールというものがあり、それに背くと王と麒麟は死んでしまうらしいです。
だから、他国に攻めて戦争になることは絶対にないらしいです。
それは現実世界からすると羨ましい限りですね。
他国から攻められる心配がないってことは、防衛費も浮きますしその分福祉にお金が回せます。
とはいっても妖魔という化け物がいますが…。

そして、良い意味でも他国を助けることは出来ません。
これも天帝のルールに背きます。
例えば他国の暴君を打ち払うために、自国の王様が兵を連れて国を渡るのも一発アウトです。
翌日血を吐いて死にます。
他国の国民から暴君を打ち払うことを歓迎していても、です。
どうやら天帝には人間の善悪の判断は関係ないようです。

しかし今作では王たちが、このルールの穴をかいくぐり他国を助けようとします。
この世界観の根底のお話がようやく出てきた感じでワクワクします。
この世界観の常識に疑惑を感じるのが、現代日本からやってきた景王です。
やはり異世界のルールに疑問を感じるのは異世界からやってきた者なのでしょうね。

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