リーチ先生

楽園のカンヴァスで有名な原田マハさんの小説。
イギリスの陶器家「リーチ先生」が西洋と日本の芸術の架け橋となる物語。
日本に惚れたリーチ先生が来日することからすべてが始まる。

今回は「陶芸」がテーマ。
陶芸って中国が本場ってイメージがあるけど、それは東洋の話で西洋でも芸術として存在しているんですね。
面白いのが西洋と日本の陶器のイメージが対称的ってこと。
日本の陶器は地味で「陰」の雰囲気があり、その中に一筋の光が差し込む情景の深さがある。
西洋の陶器は「陽」の雰囲気。太陽の光が一面に降り注ぎ、絶え間なく明るさを醸し出している。

国民性以上に陶器にはその国の特徴が出るらしいですね。
西洋の陶器って紅茶のカップとかそんなイメージしかなかったので新しい世界が広がったと思いました。


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